ハンガリーの平凡な田舎村が300人もの人々を殺したエンジェル・メーカー事件がすごい!

エンジェル・メーカー ハンガリー 海外

画像:NAVERまとめ

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ハンガリーの牧歌的な田舎の村で、背筋も凍るような恐ろしい事件が起こるなんて、いったい誰が想像できたでしょうか?『エンジェル・メーカー事件』とは、平凡で保守的だった田舎の村の主婦たちが、ある時を境に非情な殺人集団へと変身してしまった実話です。

まるでサスペンスドラマのようですが、イギリス人女性作家のジェシカ・グレグソンは、この事件を彼女のデビュー作に取り上げたほどです。今回は、平凡な村人がある日突然殺人集団と化けた「エンジェル・メーカー事件」をご紹介いたします。

事件の起こりは、第一次世界大戦中にハンガリーのナジレブという片田舎へ、戦争捕虜が送られてきたことから始まります。当時のハンガリーも他の列強国ともども、戦争の熱に浮かされており、男たちは老いも若きもすべて戦地へと赴いている状態でした。
 
画像:felvagott.tumblr.com

そんな中、男たちが留守の村を守る役割を担ったのは、残された女性たち。保守的な田舎の村の女性たちには、村のはずれにできた戦争捕虜収容所の管理をすることも、大切な仕事だったに違いありません。

ところが、男性のいない村に、突然男盛りの戦争捕虜たちが送り込まれたものですから、危険な情事があちらこちらで行われるようになってしまいました。女性たちは、老いも若きも、未婚も既婚も関係なく、こぞって戦争捕虜になっている男性たちと肉体関係を伴う自由な恋愛を楽しんだそうです。

ところが、そんな誰の目も気にせず、恋にうつつを抜かすことができる生活も長くは続きません。戦争が終わり、戦地から続々と村の男性たちが、戦争で心と身体に傷を負った状態で帰還し始めたのです。

当然、村は以前よりももっと窮屈な場所になってしまいました。戦争に出掛けたため、戦争によるトラウマを抱えた男性たちは、女性たちに辛く当り散らすようになってしまったのです。一度、自由の味を味わった女性たちは、やがてそんな鬱屈とした村の状況に耐えられなくなってしまいます。

そこで、女性たちはこの状況をなんとかしてもらおうと、村の助産師であるファゼカシュに訴えます。

そうして、ファゼカシュをボスとした女性だけの暗殺集団『エンジェル・メーカー』が誕生したのです。彼女たちはヒ素を使って、次々と自分の夫や恋人、果ては自分の息子や姑たちなど、邪魔に思うあらゆる人間を毒殺していきました。
 
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その数、なんと300人ほどにも登ると言われていますから、エンジェル・メーカーの暴走ぶりの凄まじさがお分かりいただけると思います。

ところが、閉鎖的な村でもあまりにも多くの人間が亡くなったことで、徐々に世間の注目を浴びるようになっていきました。

そうして、1929年にようやく警察による調査が開始されたのです。その調査のおかげで、15年にも及んだ『エンジェル・メーカー』による犯罪にも終止符が打たれたのです。

50名ほどの村の女性から構成されていた暗殺集団は、最終的に38名が逮捕される結果になりました。その中には、自ら毒殺自殺を図った、助産師ファゼカシュは含まれていません。なんとも恐ろしい狂気的事件ですが、どこか物悲しさが漂う、そんな事件だと言えるのではないでしょうか。

出典:
felvagott.tumblr.com
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