ロシア発の怪談が怖い!ロシアの恐怖の壺

ロシア 怪談 オカルト

画像:JIC

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昨年のことです。飲み屋で仲良くなったロシア人の友人の案内でロシア旅行に行くことになったのです。

私はオカルトとか大好きで、学生時代から心霊スポット巡りを趣味にしていたのですが、そのロシア人の友人も、同じようにオカルト好きで、仲良くなったきっかけも私のオカルト話に彼が食いついてきたことでした。

旅行は観光がメインなのですが、オカルト好き二人でどこいくか相談すれば、そりゃ近くに心霊スポットがあるらしいという話になり、「せっかくだから幽霊の出るホテルに泊まろう」と言い出すのは自然な成り行きでした。

友人がロシア語のホームページを指差ながら言うには、最近幽霊の出るホテルの噂が増えているらしいのです。

「いまロシアが熱い!」

と、どこで憶えたのか、日本語で言いながらドヤ顔していました。

件のホテルは幽霊が出るという噂があるにしては小奇麗なホテルで、ヨーロッパの方からやってくる客向けなのか、東洋風の調度品が置かれていました。

オープンして6年目だそうで、日本の古い幽霊旅館にあるような雰囲気は無く、第一印象ではとても曰くつきのホテルには見えませんでした。

ですが、夜になると雰囲気が一変。日が落ちてからもギャーギャーとうるさいくらいに鳴いていたロシアの鳥の声が急にピタリと止み、暖房が効いているのにふいにゾクゾクと寒気を感じることが何度もありました。

そんな雰囲気をビビりながらも楽しみ、友人と二人でウォッカを飲み明日の計画とロシアのオカルト話を遅くまで楽しみました。

良い時間になり、あとは気持ちよく寝るだけとベッドに入ったのですが、ふと胸苦しさを感じて目を開けると、身動きが取れません。金縛りです。

私は顔を動かすこともできず、しばらくうんうん唸っていたのですが、不意に悪寒が走りました。ハァハァと生臭い吐息を首筋に感じたのです。

そして、クチュクチュと歯のない老人が立てるような音が自分のすぐ近くから聞こえてきました。

(俺の上にだれかいる!?)

それも私の首のあたりにしがみつくように寄り添っているのです。ゾワゾワとした不快な感覚が背中を走り、思わず悲鳴をあげようとしましたが、金縛りで喉からはかすれた声がでるばかり。

それでも私はかすれた声で友人へ必死に助けを求めたのですが、熟睡しているのかまったく反応はありません。そうこうしているうちに少しずつクチャクチャという音が顔の方に近づいてきます。胸の上にいる何かが顔の方へ這い上がってきているのです。私は恐怖で涙すら浮かべていました。

そして、ぐっとその何かが動き、暗闇の中で不自然なほどにはっきりと浮かび上がって見える、日本人の老婆の白い顔が私の目の前に突き出されたのです。

私の記憶があるのはここまででした。多分気絶したのだと思います。

翌朝目覚めると、私はすぐに友人を叩き起こしました。

「幽霊見たよ!」

すると友人は驚きもせずに、

「うん、俺も見た」

とか言い出しました。どうやらあの時友人も起きていたのですが、怖くて寝たふりをしていたのです。なんてやつだ。

その町では一泊しか予定を組んでいなかったため、写真を撮ってホテルを後にしました。ホテルの人にも話を聞いたのですが、自殺者とかそういう曰くはないそうでした。

帰国後、撮ってきた写真を家族に見せていたところ、一枚の写真を見て父が固まりました。心霊写真でも撮れていたのかなと思っていたら、父は不快そうな顔をしてホテルのフロントに置かれている花瓶を指差し、声を上げました。

「これ骨壷だぞ」

少し前に富山で骨壷が盗まれる事件が起きニュースにもなったのですが、盗まれた骨壷は外国に和風の調度品として売られていったのかもしれません。
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