「ゴジラ」とはなんなのか?庵野秀明「シン・ゴジラ」を見れば日本の今がわかる!!

シン・ゴジラ 庵野秀明 映画 芸能

画像:sugoidouga.jp

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現在公開中の「シン・ゴジラ」、公開からわずか4日で観客動員数71万人、興行収入10億円突破となる人気作です。

総監督・脚本が庵野秀明ということも注目されています。庵野秀明といえば、エヴァンゲリオンを思い浮かべる人も多いでしょうが、彼は熱狂的なゴジラファンとしても有名です。

庵野秀明xゴジラということで、ファンには待ちに待った映画ということでしょう。
 
庵野秀明 監督
画像:jin115.com

しかし、平成ゴジラシリーズは知っていても、初期のゴジラを知る人は少ないのではないでしょうか?

ゴジラをただの子供向け怪獣映画やパニック映画で済ませてはいけません。ゴジラと日本人の関係は深いです。むしろ、大人が見るべき映画かもしれません。

「それはゴジラ映画が問う日本への警鐘」

映画鑑賞後に何があなたの心に残り、何を考えるべきなのか。大人だからこその視点でゴジラ映画を見てはいかがでしょうか。

まずはゴジラの基礎に触れたいと思います。

ゴジラと水爆実験

画像:yojimbonoyoieiga.at.webry.info

1954年(昭和29年)11月に東宝で公開されその姿を現したゴジラ。これがゴジラシリーズの記念すべき第1作でありゴジラと日本人の歴史の始まりでもあります。

この年の3月にアメリカでは水爆実験が行われています。時は、冷戦時代の始まり。

アメリカと旧ソ連では核実験が頻繁に行われていました。日本人にとって核兵器は許しがたいことでしょう。1954年の水爆実験では日本の第五福竜丸の事件が大きく取りざたされましたね。

映画の中で、ゴジラの出現は水爆実験で安住の地を追われたて目覚めた怪獣となっています。つまり、ゴジラ映画は反核映画としての要素が含まれていました。

このようにゴジラ映画では社会問題を扱う作品が多くあります。その中で、今でも評価の高い作品を取り上げます。

「ゴジラ対ヘドラ」は公害問題

画像:blogs.yahoo.co.jp

1971年7月に公開された作品「ゴジラ対ヘドラ」。観客動員数174万人。

この愛くるしいヘドラの容姿に心奪われた方も多いでしょう。

しかし、これは公害から生まれた怪獣ということでヘドロ弾また硫酸ミストを散布し、人々を苦しめます。

また巨大化するのも特徴で富士山に迫る勢い。飛行も可能や数段階の変態は子供心をくすぐる魅力的な怪獣となります。

時代背景として、工場煤煙、ヘドロ汚染などの公害問題が深刻化していました。

公害をモチーフにしています。物語では、宇宙より飛来した鉱物がヘドロや汚染物質と結合して成長し、生まれた怪獣がヘドラです。

物語の内容も非常に暗く残酷で、主人公の身内の死も描写されます。安易な勧善懲悪で終わらない映画だからか考えさせられる部分は多いです。

実は、この頃すでに東宝特撮映画の円谷英二はこの世にいません。またテレビの台頭や東宝の危機的状況から低予算での製作となりました。

しかしながらこの映画は今でもファンの心を捉える人気作です。理由は、そのキャラクターや内容もありましたが映像も忘れてはいけません。

水中撮影、アニメーションも使われており、これまでに無い異色なゴジラシリーズとなっています。

「シン・ゴジラ」から見た未来の日本

画像:twitter.com

ここまで読んでいただければゴジラ映画が、日本の抱えている各々の問題を表した作品だとわかりますね。では今回の「シン・ゴジラ」は何を我々現代人に問うているのか。

怪獣映画・パニック映画という見方ではもったいないですね。これは政治・官僚・外交など様々な人間模様からなるヒューマンドラマとしての意味合いが強いです。そして「日本」という大きなテーマが潜んでいます。

原点回帰された痛烈な批判だけでなく、未来に希望を持たせる映画です。

もちろん、現代を軽快に風刺するなど日本が抱える諸問題をいくつか取り上げています。

今回の「シン・ゴジラ」を見れば近年の、21世紀初頭の、日本の動向がすべてわかる作品と云えるでしょう。

最後に、人物ほぼすべての方々が論理的かつ早口です。英語も出てきます。疑問に思ったら再度の鑑賞をどうぞ。

参考資料
シン・ゴジラ公式ホームページ
ウィキペディア
初期ゴジラの謎を解く
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