リオ100メートル平泳ぎアダム・ピーティー金メダル獲得も、何故か祖母のほうが人気沸騰中!?

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画像:INDEPENDENT

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ピーティー一家は家族の一員が57秒世界新記録でゴールしたとき、関係者控えの通路に集まっていました。

家族がオリンピックの一大センセーションになるといったいどうなるのか、ということを実感し始めていたのです。

アダムのあらゆる情報は、父親のマーク、母キャロライン、ガールフレンドのアナによって報告されていたのですが、アダムがいかにゲームのモノポリーでも競争心が強いか、アダムの料理の腕前、運転免許試験の様子、そしてアナのフラップジャックのレシピにいたるまでをカバーされていました。

当然金メダル獲得後の取材の嵐を受ける準備が一番整っていたのは現地入りもしていた母親のピーティー夫人でしたが、何故かその役割を持っていかれることになってしまいました。

アダム・ピーティーの大勝利での真のスターは、競泳100メートル平泳ぎ金メダリストの祖母、メイヴィス・ウィリアムズさんだったのです。

メイヴィスさんは、イギリス国民の間ですでにオリンピック・ナン(おばあちゃん)として知られていました。

ウィリアムズ夫人はイギリスの自宅で現地時間月曜の早朝からBBCのテレビ取材班に当日の決勝を観戦する様子を取材されていたのです。

普通の74歳のおばあちゃんはツイッターはやらないかもしれませんが、アダムが勝ち進むうちにすでに2000ものフォロワーを獲得していました。

「そう、義母は2000人フォロワーがいるのね、私なんてまだ80人なのに」

「競争心が強いんですよ、みんな。アダムもそうだった。子供のころは飽きっぽかったんですけどね。」

とアダムの母は取材に答えていました。

「アダムは負けそうになるとモノポリーのボードを投げ捨ててた。」

とアダムの父親も同意していました。

決勝の当日月曜日の午後の段階でピーティー夫人のフォロワーは400人あまりまで増えたのですが、メルヴィスおばあちゃんはさらに増え続け、6500人を超えるほどになっていたのです。

ツイッターに留まりません、「イギリスのおばあちゃん、ソーシャルメディアで大旋風を巻き起こす」という記事がアメリカの一流紙フォーブスでも伝えられました。

「オリンピック・ナン」の「ナン」というのは労働者階級が「おばあちゃん」を表すときに使う単語ですが、それからもわかるようにピーティー家は決して裕福な家系ではありません。

今回のリオ五輪観戦がアダムの家族たちが飛行機に乗った初めての経験だったのです。

しかしイギリスではまだまだ競泳はプロサッカーなどに比べて知名度が低く、今回アダムがオリンピックで金メダルまで獲得したにも関わらず、栄光をおばあちゃんがさらっていってしまったのも、競泳に対する関心が他のスポーツに比べて薄かったから、かもしれません。

アダムのコーチ、メル・マーシャルさんは、

「アダムには確かに何か光るものがありました。でもそれだけではなく、いつも一番早く練習に来て最後に帰る子でした。私がもう一回、と言うとはい、と言ってもう一回泳ぎ、もうこれ以上は泳げない、と言った時にも私がもう一回、と言うと、はい、と言ってちゃんと最後のもう一回を泳ぎ通しました。それが最も大切なことだと思うのです。だからもっと子供たちに知ってもらいたいのは、諦めなければ夢はきっと叶う、ということです。」

しかしアダムの所属するダービーの水泳クラブが練習に利用するプールが予算不足で閉鎖するかもしれない、という厳しい現実があります。水泳クラブの役員たちが他のプールの使用許可を申請中だということです。

あまり注目されてないスポーツは、このように常にいろいろな問題に直面しながら克服していかなければなりません。

それでも今回アダムのおばあちゃんがアダムより有名になってしまったことに不満を言う人は誰もいません。

「やったー!!今までの努力が報われたね。本当によくやったね、おばあちゃんより」

と優勝後につぶやいて以来は更新されていませんが、おばあちゃんもやっと一休みしているのでしょう。

参考
INDEPENDENT
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