IQ210の殺人犯!!優秀を証明するための完全犯罪とは!?(2/2)

完全犯罪 アメリカ 誘拐殺人 レオポルドとローブ

画像:Ryan Tyler Smithright on flickr

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レオポルとローブ

20世紀初頭のアメリカでネイサン・フロイデンソール・レオポルド(以下、レオポルド)とリチャード・アルバート・ローブ(以下、ローブ)は生まれます。

2人とも裕福な家庭で育ち何も不自由することない暮らしを送っていました。

スパルタ式の教育を受けた2人は成績も優秀でした。一説にはレオポルドのIQは210、ローブのIQは160と言われています。

金持ちで頭の良かった2人ですが、自分たちより下の者を見下す傾向があったようです。

同じ境遇と考えを持っていたレオポルドとローブはアメリカの一流大学で知り合い意気投合します。

優秀の証明

ローブには犯罪小説を読む趣味がありました。のめり込むほどに没頭したローブはいつしか自分なら完全犯罪ができるのではないかと思うようになります。

またレオポルドは完全犯罪を成し遂げる自信に満ちていました。レオポルドには自分の善悪の生き方が世間に屈服するわけないという過剰な考えがあったからです。

これが2人に「優秀の証明」という歪んだ動機を生み、誘拐殺人事件を起こすきっかけとなったのです。

2人にとって完全犯罪を遂行することは、同時に自分たちの優秀さを証明することに繋がると考えたのです。

誘拐殺人事件

1924年5月、2人は計画を実行します。

ターゲットはローブの従弟14歳のボビー・フランクスです。

2人は車でボビーを拉致します。頭を殴って衣類などを口に詰めてボビーを殺します。身元を判明されないように顔と性器を酸で焼き、シカゴ郊外の排水路に遺体を隠したのです。

その後、ボビーの家に身代金目的の誘拐だと見せかけた1万ドルを要求する電話とタイプライターで打った手紙を送りました。

計画は完璧のように見えました。しかし、事件はあっさり解決します。

身代金を払う前に死体は発見されます。死体のそばにはレオポルドの眼鏡が発見されます。

この眼鏡が決め手でした。

眼鏡の蝶番は特徴的なもので、シカゴでは1社でしか作られていませんでした。この蝶番を使った同じフレームの眼鏡の購入者は限られていたのです。

容疑者としてすぐにレオポルドの名が挙がりました。

他にもレオポルドが日頃使用していたタイプライターが、犯人の手紙と同じものだということも一致しました。

その後の取り調べでローブも犯行を自供することとなったのです。

言い逃れのできなくなった2人はお互いに罪を擦り付ける醜態をさらします。とても優秀の証明とは程遠い結末でした。

2人は未成年ということも考慮されて終身刑となります。ローブは刑務所内で服役者の仲間と口論になり剃刀で斬られ殺されます。

レオポルドは、33年の服役を経て出所します。1971年に心臓発作で66年の生涯を閉じるのです。

裕福な家庭に生まれて将来を嘱望された2人でしたが「優秀の証明」に憑りつかれたため道を踏み外すことになりました。

動機はどうであれ殺人を犯すほどのことだったのでしょうか。2人のつまらない証明のために1人の尊い命が犠牲になったのは事実なのです。

参考サイト:
世界の猟奇殺人者
殺人博物館
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