【世界の都市伝説】山に迷うと現れる不思議な寺!!約束を破った者の運命は!?

山寺 世界の都市伝説

画像:Neville Wootton on flickr

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戦国時代ほど昔の話です。

周りを山々に囲まれたある小さな村がありました。

村人たちは貧しいながらも米を作りながら生活していました。

村には掟がありました。それは山に近づいてはならないというものでした。

村人たちが山の中に入ることは滅多にありません。

山には「山住みの者」と言われる山に住む者たちがいました。

村人が山菜などを手に入れるためには山住みの者に頼んで米と交換して手に入れていました。

村人が山へ、山住みの者が村へ近づくことはありません。村人たちと山住みの者の間でそう決められていました。

ただし、村の祭りなどのどうしても木材や食料が必要になる時は村人も数人だけ山へ入ることを許されました。

村人たちは山住みの者を案内役にして山道を登ります。

その時に山住みの者から守ってほしい約束事があります。山住みの者とはぐれて道に迷った時です。

道に迷うと山寺に行きつくことがあります。

山住みの者にも山寺がどこにあるかわかりません。山寺はひとつの場所に留まっているのではなく、道に迷った者の前に忽然と現れるという不思議な建物でした。

山寺に行きついてしまったら中に入るしか元の道に戻る方法はありません。

山寺には門が構えてあり境内の奥に本堂があります。本堂の中ではろうそくの火が灯され、線香の香りもします。

しかし、山寺の中には住職も小僧も誰もいません。

元の道に戻るためには、本堂のお釈迦様の後ろにある扉から地下に通ずる道を通らなければならないのです。

その地下道は、幅も狭いうえにゴツゴツとした洞窟のような造りで真っすぐに続いています。

ここで守らなければならないことが2つあります。

地下道を通る際は必ず目をつぶって歩くこと、本堂の物を手に取って持ち帰ってはいけないというものです。

これらを守れば自分の知っている山道に出られます。しかし、破ってしまった者は、名前を失います。

目を閉じて地下道を抜けて元の道に戻ったとしてもその人は名前を失います。

名前を失うことで父母や兄弟から友人や妻や子供までが赤の他人となります。

名前を失ったものは村にいられなくなります。

そして村人は村を捨てて山へと戻り、山住みの者として生きていかなければならないのです。
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