【心霊体験】トイレに現れた白目の女の子!!「奴らが来る!」

心霊体験 トイレ 戦争 合宿所

画像:Jerry Luo on flickr

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高校時代に体験した奇妙な体験です。

私は高校にバスケット部に所属していました。

強豪校ということもあって厳しい学生生活でした。

夏休みには合宿もありました。

4泊5日の強化合宿です。

合宿所は学校から少し離れた山の中にありました。

自然豊かなその場所はキャンプ場やハイキングコースとして有名でした。

その一角に大きな体育館はあり、大きな試合や催しなどに使われていました。

夏休みの限られた期間だけ練習場として使わせてもらいました。

合宿所にはいくつかの棟がありました。私たち生徒は旧棟を使い、教員は別棟でした。

旧棟は古い建物でしたが不便ではありません。しかし、夏が終わる頃にはこの旧棟は新しく建て替える予定でした。ここで寝泊まりできるのは私たちで最後だったのです。

私たちは一部屋に収まりました。広い部屋で各々が布団を広げてスペースを確保できました。

合宿では厳しい練習が毎日続きました。練習とミーティングが終わる頃にはみんな疲れて布団に潜り込み、翌日にまた朝からきつい練習に明け暮れました。

3日目の夜にある生徒が部屋に入ってくるなり私たちの人数を数え出したのです。

「女子のトイレが一つ閉まっている。私たちだけの棟なのに・・・」

その女の子は少し動揺した声でした。

その子は、自分以外誰も部屋を出ていなかったので、おかしいと思い引きかえして人数を確認しに戻ってきたのです。

私たちは全員の顔を窺いました。全員が部屋の中にいました。

旧棟には私たちの学校の生徒以外誰もいません。他の宿泊客がいるのはおかしな話でした。

その話に興味を持った何人かの生徒は確かめようとトイレに向かいました。私も向かいました。

確かに一番奥のトイレの個室が閉まっていました。奥の個室のそばに高めの窓が少しだけ開いていました。

私たちは電気のスイッチを押しましたが点きません。

おかしいと思った数人は怖くなり部屋へと戻って行きました。

私だけが取り残されたのです。

電気も点かないトイレの個室の中で人がいるわけないと思った私は近づいて声をかけてみました。

「すいません、誰かいますか・・・」

返事はありません。私は思い切ってドアの開けようとしましたが、やはり鍵が掛かっていました。

その時、気配のようなものを感じました。

息遣いのような微かな声を聞いたのです。

誰かいる、と私は思いました。

再度外から呼びかけましたが返事はありません。

私は覚悟を決めて下から個室のドアを覗き見ることにしました。

わずかな隙間でしたが内側が見えました。そこには足はありませんでした。

私は安心しました。息遣いのような声も風に揺れる木の音と勘違いしたのだと思いました。

ふっと立ち上がって上の窓を見ようと身体をひねって顔を見上げました。

するとそこに女の子の顔がありました。

私は恐怖で悲鳴をあげることもできません。

女の子は白目で苦しい表情で微かに喘いでいるようでした。

私の足は震えてその場から逃げることもできません。

女の子はじっと私を見詰めています。首は下を向いても白い眼は私を睨みつけています。

動揺していた中で私は、その女の子が首を抑えて苦しんでいる姿に気づきました。

よく見ると首に縄が巻き付いていて縄の先端は天井の方へと吊るされているのです。

「や・・・ら・・・くる・・・う」

女の子は絞り出すように何かを言いました。

私にはよく聞き取れません。

耳を女の子の声に集中させました。

その時です。女の子は、眼をカッと見開くと同時に大きな声で叫んだのです。

「来る!奴らが来る!迎え撃て!!」

私はその瞬間に意識を失いました。

しばらくすると部屋の仲間たちと教員が私を取り囲んでいたのです。

あの時に逃げ帰った数人が教員を呼び、トイレに駆け込んできたのです。倒れている私を見つけて部屋に担ぎ込みました。

私は意識を取り戻して一部始終を語ろうと思いましたが辞めました。仲間に恐怖を煽るのはまずいですし、誰も信じないと思ったからです。

部屋にいた仲間たちも教員も女の子の叫びは聞こえなかったようでした。わたしは急にめまいに襲われたと言って誤魔化しました。

この合宿所の体験は今も忘れることはできません。

あの少女が叫んだ「奴ら」とはなんだったのでしょうか。

後になってわかった話ですが、あの合宿所は戦時中に軍需工場で働く女性たちの寮として使われていました。

工場では女性たちが国に奉仕していました。その中では、竹やりを使って内地戦に備えた訓練も行われていたそうです。

女性たちの中には過労と睡眠不足また飢餓などから精神を病んで自ら命を絶った人もいたそうです。

私が目撃したのはその時代に首をくくった女の子だったのかもしれません。
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