ホラー漫画家・楳図かずおの恐怖体験!!『まことちゃん』誕生のウラ話!?

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画像:taymtaym on flickr

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楳図かずおさんは1955年に漫画家デビューします。『漂流教室』『へび少女』『わたしは真悟』など多くの名作を世に送り出しました。

特に1976年から1981年まで週刊少年サンデーで連載れていた『まことちゃん』は楳図かずおさんの代表作です。『まことちゃん』はギャグ漫画でありながらホラーテイストの多い漫画です。おかっぱ頭のまことちゃん(沢田まこと)が繰り出す「グワシ」のギャグは、今や楳図かずおさんの生み出した代表的ギャグでもあります。

また楳図さんと言えば独特のこだわりがテレビで度々紹介されます。白と赤のボーダー柄には異常なほどの執着を持っておられるようで、普段から赤白のボーダー服を着用しているそうです。楳図さんは、子供の頃に読んだ漫画家・手塚治虫の『新宝島』に影響を受け、海賊の着る赤白のボーダーを好きになったそうです。

楳図さんの赤白ボーダーのこだわりはある騒動を起こしました。2007年、自宅(まことちゃんハウス)を改築する時に外観を赤白のボーダー柄を取り入れたことが発端となります。この赤白のボーダー柄は、近隣住民から「景観を損ねる」という理由で抗議があり、一時建設を差し止めする騒動になりました。

楳図さんが騒動を起こすほど赤白のボーダーにこだわるのには理由がありました。それは、ただ好きでこだわっているだけではなく、楳図さんの身に起きた恐怖体験にあります。それは後の『まことちゃん』誕生のきっかけにもなったのです。

楳図かずおの恐怖体験

ある日、楳図さんは漫画の締め切りに追われて深夜まで仕事をしていました。誰も居ないはずの家の中で楳図さんは人の気配に気づきます。机から目を上げるとそこには見知らぬ髪の長い女が立っていました。女の長い髪は顔全体を覆っています。

「私のことを書かないで。もう、書かないで!」

女は懇願するように楳図さんに語り出しました。しかし、楳図さんには身に覚えもありません。呆然としている楳図さんに女は顔を覆ていた長い髪を掻き分けて顔全体を現しました。するとそこには目がひとつだけの女の顔があったのです。

楳図さんは深夜に現れた女の幽霊の恐怖体験が忘れられず、二度と女の幽霊が現れないようにアイディアを考えました。そして、楳図さんが思いついたのがあの赤白のボーダー柄の家だったのです。

家を派手にすれば怖くないという常人では理解できない楳図さんらしい解決策でした。家へのこだわりは赤白のボーダー柄だけではありません。家の中は、屈折した廊下や歪んだ天井、緑色の玄関ホール、白だらけのリビング、黄色に寝室、青の書庫などとにかく派手な外観・内装に設計を施しました。もはや幽霊の怖さが入る隙間もないほどの明るさです。
​出典:ちゅらぱん

『まことちゃん』

『まことちゃん』は、それまでホラー漫画家として活躍していた楳図さんにとってはじめてのギャグ漫画でした。ホラー漫画からギャグ漫画に方向を代えたきっかけが先程の女の幽霊にあると言われています。

そこにも楳図さんらしい理由がありました。ホラー漫画を描いているうちに本当に幽霊に憑りつかれるのではないかという心配から笑えるギャグ漫画に転じたそうです。結局、『まことちゃん』は楳図さんの作品の中で最大のヒット作になりました。

女の幽霊の恐怖体験からギャグ漫画に転ずる発想は楳図さんにしかできません。ホラー漫画界の唯一無二の存在として楳図さんにはこれからも多くの作品を生み出してほしいと思います。
参考サイト:
都市伝説・奇憚blog
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