幻に終わったオカルト省にナチスの影!メンタリストの驚愕の秘密とは!?(2/2)

ナチス ヒトラー 千里眼 エリック・ヤン・ハヌッセン 奇術師

画像:PhotoAtelier on flickr

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ヒトラーの演説

アドルフ・ヒトラーが民衆に支持を集めたひとつの理由は、巧みな演説にあると言われています。人を惹きつけるヒトラーの演説は聴衆を熱狂させました。この演説に影から指導していたのがハヌッセンだったのです。

舞台のパフォーマンスで人気を集めたハヌッセンはナチスの党員と交流します。当時のナチスはひとつの政党に納まり、ドイツ国民からそれほど支持を受けていませんでした。そこでハヌッセンに興味を持ったナチスはヒトラーの演説にメンタリズムを取り入れたのです。

ハヌッセンがヒトラーの演説で取り入れたのは、ボディーランゲージでした。ボディーランゲージは、身体全体を使って表現するパフォーマンスです。手振り身振りを交えて相手に自分の感情を伝えるジェスチャーです。ジェスチャーは言葉だけのコミュニケーションより多くの情報を相手に伝えられます。

ボディーランゲージを取り入れたヒトラーの演説で聴衆は格段に増え、ナチスの支持者も多くなったと言われています。ナチスの台頭はハヌッセンなしではありえなかったのかもしれません。

オカルト省の設立

ハヌッセンには野望がありました。ナチスに協力した理由は、ヒトラーが政権を握った際にオカルト省なるものを設立させ、自分が大臣に就任することを目的にしていたからです。オカルト省で国家を動かすことがハヌッセンの野望です。

この野望の裏には誰にも知られてはならないハヌッセンの秘密があったのです。ハヌッセンはユダヤ人だったのです。

ヒトラー率いるナチスは、ユダヤ人を迫害していました。ナチスは、他の民族を否定する考えから特にユダヤ人を敵視していたのです。ユダヤ人であるハヌッセンにとって絶対に知られてはならない事実です。

ではなぜハヌッセンはナチスに協力したのでしょうか。それは、敵の眼を欺くためにわざと敵の中に入る自身の身を守る術だったのではないでしょうか。ナチスの中に敵対するユダヤ人が自分たちに協力するなど考えられないからです。

人の心理の盲点を突いたメンタリスト・ハヌッセンならではの方法です。オカルト省の大臣として国の中枢に入ることでヒトラーを操ろうとしていたのかもしれません。そして、同じユダヤ人を助ける目的があったとも考えられなくはないでしょうか。

ハヌッセン暗殺

しかし、その野望が叶うことはなく、エリック・ヤン・ハヌッセンは1933年に暗殺されます。奇しくもその年は、ヒトラー政権が樹立し、独裁者が誕生した年です。

ハヌッセンは、妻と共にベルリン郊外で暗殺されます。遺体は無惨な状態で発見されました。暗殺は、ハヌッセンの正体に気づいたナチスが彼を殺したとも、ヒトラー自身がハヌッセンを恐れたとも言われています。

皮肉にもユダヤ人のハヌッセンのおかげでヒトラーは独裁者になれ、独裁者ヒトラーはユダヤ人に対して大虐殺を行うのです。メンタリスト・ハヌッセンは、演説の指導よりも邪悪な心を改善させることを優先するべきだったのです。

参考サイト:
UFO UMA 世界の不思議探検隊!
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