【実話怪談】深夜に殺しを依頼する男!高層マンションで起きたゾッとする話!!

実話怪談 マンション

画像:Derrick Caluag on flickr

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ある有名繁華街の近くのマンションで一人暮らしをしていた時の話。

オートロック付きの高層マンションには夜の仕事をしている人間が大勢住んでいた。キャバ嬢やホスト、飲食業、夜勤などがマンションの住人の主な職業だ。訳ありで部屋から出ない住人もいる。

そのため深夜は比較的静かだ。住人は朝早くマンションに戻って眠り、夕方になると部屋を出て仕事場へ向かう。俺も飲食業を生業としてほぼ深夜に働きに出る生活だった。

ある日、従業員のひとりがシフトの交換を申し出た。そいつは昼のシフトだった。俺が昼に店に入り、深夜にその従業員が店に出たのだ。俺は久しぶりに深夜を自分の部屋で過ごした。

深夜3時半になっても眠れなかった。いつもの習慣が抜けないのだ。ようやく眠りが訪れた時、玄関の呼び出し音が鳴った。オートロックだからマンションの入り口で誰かが訪ねてきたと思った。しかし、それは俺の部屋のドア前に設置されている呼び出し音だった。

不思議と思いながらインターフォンに出る。そこにはかすれた男の声が聴こえた。

「・・・ハァ・・・」

「なんでしょうか?」

「・・・殺してくれ・・・」

「何を言ってんだ、あんた?」

「殺してくれ・・・Kを・・・Kを殺せ・・・」

「ふざけるな!!」

「K・・・人殺し・・・」

俺は男のイタズラに付き合う気はなかった。インターフォンを切り、ベットに戻った。深夜の静けさと男の声を思い出すとさすがにゾッとした。俺は電気を消して、ベットに潜り込んだ。

翌日の朝6時頃、またインターフォンが鳴った。あの男の予感もあったが、とりあえずインターフォンを出てみるとそこにいたのは警官だった。

俺はドアを開けて、警官と話をした。警官の話では、この階に住むJが何者かに後ろから首を絞められて殺害されたという。

Jとはこの界隈でキャバクラを経営していた人物らしい。自宅は別にあるが、休憩所としてこの階の一部屋を貸りていた。

俺は昨夜の男の事を警察に言うか迷ったが辞めた。寝ぼけた状態であいまいなことを口にするのは変な疑いを掛けられる恐れがあったからだ。

その後、事件はすぐに終息を迎えた。

Jのキャバクラで幹部として働いていた男が逮捕されたのだ。どうやら金の話がこじれて殺害に至ったようだ。

そして、俺はその犯人の名前を知った時、背筋がゾッとした。犯人の名前はKだった。

あの深夜に部屋に訪れた男は死んだJだったのだ。Jは俺に殺された恨みを晴らすため復讐を依頼してきたのだ。

何故俺にだけにJは声をかけたのだろうか不思議だった。あとになって知ったがあの日の深夜に同じ階で部屋にいた人間は俺だけだったのだ。
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