【実話怪談】キャンパスライフを襲うストーカー!!友人を信じられますか!?

実話怪談 ストーカー 大学生

画像:Kunstakademiets Designskole on flickr

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私が女子大に通っていた時の話。

私は大学のサークルに所属した。その中の女友達の一人と知り合う。話も合い私たちはすぐ意気投合して打ち解けた。

私たちは一緒の講義を受けたり、サークルとは別に2人だけで遊ぶようにもなった。またお互いの将来を真剣に話合うほどの仲となる。私たちの関係はそれほど特別だった。

ある日、彼女は私に悩みを話してくれた。それは彼女と付き合っている男の話だ。彼女には歳上の彼氏がいた。社会に出て働いている。私も1度だけ会ったことがあるが2人はお似合いのカップルだった。

彼女の話では、彼氏が他の女性と浮気しているというのだ。しかし、決定的な証拠はない。それ以外は何も問題ないと彼女は言う。

彼女は彼のことを真剣に考えていた。卒業後には彼との結婚も考えていた。そのため、他の女性の疑いをどうしても放っておけないというのだ。

そんな話を聞いて間もなくした頃に彼女は事故に遭った。彼氏の家を後にした帰りの出来事だった。暗闇の中で飛び出し、トラックが気づかず彼女を跳ねたのだ。意識不明のまま病院に担ぎ込まれ、長時間の手術もむなしく彼女は亡くなった。

私は彼女の葬儀に参列し、彼も一緒だった。彼が生前の彼女に最後に会ったということで警察から事情聴取を受けたそうだ。不慮の事故とはいえ彼は責任を感じていた。

彼女の両親は彼を憎んでいなかったが、それでも彼は深々と頭を下ろしている姿を私は見ていた。

葬儀の後に私たちは2人で話をした。

彼はゲッソリと痩せて、下を向くばかりで会話にならない。恋人が突然亡くなったのだから無理もない。私も彼女の事故死に相当ショックだったから気持ちは分かった。

しばらくしてから彼はつぶやくように自分を責めた。かわいそうになった私は彼女の気持ちを代弁するように彼に伝えた。彼女があなたをどれほど好きだったか、どんなに結婚を望んでいたかなど聞かせたのだ。

私の話が終わるとしばらく沈黙が流れた。次に彼がボソッと口を開いた。

「お前も知らないんだな。みんなそう思っているんだな」

私は困惑した。彼の言っていることが理解できなかったからだ。

彼はすべてを話す覚悟を決めて私に語ってくれた。彼の話では、彼女とはすでに別れていたというのだ。それは彼しか知らない真実だった。

別れ話を切り出したのは彼からだった。しかし、彼女はそれを受け入れず、他に女ができたと彼を責めた。私が聞いた彼の浮気話は彼女の妄想だった。

彼が別れた理由は、彼女の異常なほどの嫉妬心だという。他の女性と話しているだけで怒り出すなどして彼を追い詰めていったのだ。そして、別れを切り出した後も彼女は彼をストーキングしていた。

自宅周辺を監視していたことに耐えられなくなった彼が彼女と話そうと外に出ると彼女は逃げ出し、その直後にトラックに跳ねられたのだ。これが事故の真実だった。

「俺のそばから離れないんだよ。どうしよう・・・気付いたか、俺の後ろに彼女がいるんだよ」

私には見えなかった。彼にいくら幻影と説明しても耳を貸そうとしない。彼には彼女の姿が見えているらしい。

しばらくして、彼は自殺した。周囲は愛していた彼女の死を受け止められずに後を追ったのだと噂した。

しかし、私だけが知っていた。彼女の幻影が彼を死に導いたのだということを。
 
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