【実話怪談】どこからともなく聞こえてくる!?「危険を知らせる声」

実話怪談

画像:daliscar1 on flickr

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十数年前から不思議な体験をしています。入社してすぐの研修期間からの事です。

会社に入った新人はまず営業の外回りをします。社内の人間と組んで一緒に出かけるというものです。私が組まされたのはベテランの先輩でした。

僕が車の運転をしながら先輩と都内を営業回りをしていた時です。突然、声が聞こえたのです。

「停まりなさい」

僕は同乗していた先輩が僕に注意したのかと思いながら車を止めました。しかし、その声は先輩ではありませんでした。

僕がスピードを緩めたことに先輩は慌てました。僕は戸惑いながら車を発車させようとするとまた声が聞こえてきました。

「それ以上行ってはいけない」

その声に僕は急ブレーキを踏んでその場に止まりました。怒る先輩にどう説明しようかと考えていた時です。車の外から爆音が響き渡ります。目の前で車同士の衝突事故事故が起こりました。

もし、僕の車があのまま走り続けていたら間違いなく事故に巻き込まれていたことでしょう。

僕はハッとしました。謎の声はこのことを言っていたんだと理解しました。それ以来、僕にだけ謎の声が聞こえるようになりました。

またある時、その日の会議に使う資料作りのため朝早く出社しました。エレベーターを待っているとまた謎の声が聞こえてきました。

「乗ってはいけない」

前回の事もあり、僕は声の言う通りにエレベーターを避けて階段を使いました。目的の階に着くと人々がエレベーターの前で集まっていました。僕が乗るはずだったエレベーターは故障したのです。

もし、警告を無視していれば僕は狭いエレベーターの中に閉じ込められていたことでしょう。閉所恐怖症の僕には耐えられません。僕は2度も謎の声に救われたのです。

僕には声の正体がわかりませんでした。僕の聞き覚えのない声です。声はまるで脳に直接語り掛けるようで僕の他には聞こえないようでした。

前回の自動車事故の際に先輩にさりげなく謎の声の事を聴いてみたが、先輩には聞こえなかったそうです。

声の主は誰なのかわかりませんが、今も時々、聞こえてきます。

それは僕の身に危険が及ぶ前兆なのだと今では理解しています。
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