瞬間移動で霊水を出現させた明治の超能力者!!前代未聞の超能力試験とは!?(1/2)

長南年恵 御霊水裁判 超能力者 瞬間移動

画像:Jason Bolonski on flickr

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近年では超能力者やスピリチュアリストの登場が目立っています。ユリ・ゲラー・冝保愛子・江原啓之が挙げられるでしょう。超能力者の出現はなにも近年に限ったことではありません。明治時代にも不思議な力を持った超能力者はいました。その一人が長南年恵です。

長南年恵は超能力で数々の奇跡を起こしていきます。人々は彼女を女生神(オンナイキガミ)と呼んで助けを求めるようになります。しかし、奇跡は世間に受け入れられず、年恵は詐欺容疑で逮捕されます。しかし、その結末は意外なものでした。

長南年恵

文久3年(1863年)に現在の長南年恵(戸籍上は「登志恵」と表記)は山形県鶴岡市に生まれます。庄内藩士の長女として育ち、下には雄吉という弟がいました。

長南年恵は20代半ばから超能力者として目覚めます。年恵の超能力は物質を出現させる瞬間移動の一種(アポーツ現象)です。アポーツ現象とは、時間と空間を超越して物体を瞬間的に移動・出現する現象をいいます。

年恵が起こした超常現象は何も入っていない空き瓶の中を水で満たすという超能力でした。祈りを捧げると空き瓶が虹色のような鮮やかに変色し、中は水で満たされたといいます。

人々はこの出現した水を「霊水」または「神水」と呼び、飲むと難病が治ると信じました。年恵は霊水を売り、祈祷料などで生活をしていました。事実、年恵の霊水で病気が治ったとも言われています。

年恵の奇跡は他にもあります。ほとんど飲まず食わずでも身体に変調は無く、汗や垢もほとんど出なかったといいます。また年恵の前に神仏が現れ、会話をする姿も目撃されたといわれています。

事実証明願

未知の力を持った超能力者が世間に受け入れられないのはいつの時代も同じです。年恵は超能力を認めない人々から非難を浴び、時には警察に拘置される事態にまで発展したこともあります。

しかし、この拘置所での勾留が超能力を証明する結果となります。年恵は拘置所内でも超能力を発揮し、奇跡を起こすのです。この奇跡を警察に認めてもらうべく年恵の弟・雄吉は「事実証明願」なるものを山形県監獄鶴岡支署長宛に提出します。

奇跡を目撃した警察に超能力を認めてもらえれば年恵に対する世間の目も柔くと思ったのでしょう。拘置所で起こした年恵の奇跡は8つです。

・生理現象(尿や大便)が無いこと
・ほぼ絶食であること
・実際に瞬間移動を起こします。霊水1瓶、お守り1個、薬一服を何もない所から出現させたこと
・他の囚人にせがまれて薬を出現させ、その薬が囚人から見つかったこと
・年恵の合図とともに笛の音や鳴り物の音が聞こえたこと
・年恵の髪と肌は常に綺麗だったこと
・華奢な年恵が25リットルもの水桶を軽々と持ち上げたこと
・夏の蚊に囚人たちが困惑するなかで年恵だけが無傷であったこと

これらの奇跡を記した事実証明願が通れば年恵は超能力者と認められることになりますが、警察は却下します。警察が超常現象を引き起こす超能力者を認めるわけにはいかないからです。ただし、実際に起こった奇跡であることから署長も困惑したと言われています。
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