ヒトラーが欲しがったロンギヌスの槍!!聖なる力が世界を制する!?(2/2)

ロンギヌスの槍 ヒトラー ナチス キリスト 第二次世界大戦

画像:Alan Turkus on flickr

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時の支配者たち

ロンギヌスの槍が歴史の表舞台に登場するのは4世紀頃です。ローマ帝国のコンスタンティヌスによって発見されます。将軍の息子であったコンスタンティヌスは、ロンギヌスの槍を手に入れたことで戦に勝利し、ローマ皇帝にまで上り詰めたという逸話があります。

コンスタンティヌスは、ローマ帝国ではじめてキリスト教を公認した皇帝です。彼の母親が、以前まで弾圧の対象であったキリスト教を信仰しており、彼自身も信仰していたと伝えられています。皇帝になれたのはロンギヌスの槍の聖なる力を信じていたからかもしれません。

コンスタンティヌスのエピソードからロンギヌスの槍の所有者は世界を制す、と言われるようになります。ロンギヌスの槍は、ローマ皇帝からローマを征服した者たちへと受け継がれていきます。

8世紀には西ヨーロッパを支配していたフランク王国のカール大帝や、12世紀の皇帝フリードリヒ1世の手に渡ります。ロンギヌスの槍の所有者は世界を制す、と言われる通りに戦に勝ち続け、天下を手にしていきます。
 
出典:Medieval Travelers

アドルフ・ヒトラー

20世紀に入ってもロンギヌスの槍の聖なる力は健在でした。当時、ヨーロッパ随一の名門王家ハプスブルク家にロンギヌスの槍は所有されていました。ハプスブルク家は、ヨーロッパで絶大な影響力を誇る貴族でした。

この頃には、ロンギヌスの槍の所有者は世界を制す、という噂は真実味を帯びてヨーロッパ中に広がっていました。そして、その噂はナチス・ドイツの総統アドルフ・ヒトラーの耳に入ります。世界の支配者を夢見るヒトラーはロンギヌスの槍に目をつけたといわれています。

1938年にナチス・ドイツはオーストリアを併合します。するとヒトラーはハプスブルク家からロンギヌスの槍を奪うと大本営のあるドイツに持ち帰ったといわれています。そして、翌年からヒトラーが仕掛けたポーランド侵攻により、第二次世界大戦がはじまるのです。

ロンギヌスの槍を手に入れたヒトラー率いるナチス・ドイツは連勝をあげていきます。しかし、1945年にナチス・ドイツは追い込まれます。

1945年4月30日にアメリカ軍がドイツ国内の教会からロンギヌスの槍を発見します。ドイツのヒトラーからアメリカに所有者が移ったその日にヒトラーはベルリンの総統地下壕で自殺します。世界の支配を目論んだヒトラーの野望は終わりを迎えるのです。

ロンギヌスの槍が、所有者に世界を制するほどの力を与えていたかはわかりません。しかし、本来の聖なる力は、信仰や人々のために使われることが望ましいのではないでしょうか。それが奇跡を呼ぶ力になるのかもしれません。

参考サイト:
ミネルヴァのトレビア
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