インドの秘密結社!!『インディ・ジョーンズ』に登場した暗殺集団は映画よりエグイ!?(2/2)

インディ・ジョーンズ サッグ団 ヒンドゥー教 過激派 ベーラム・ジェメダー

画像:JD Hancock on flickr

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秘密結社

非常に過激な秘密結社サッグ団ですが、彼らにもルールがありました。

彼らにとって殺人は、女神カーリーに生贄として捧げるためのひとつの儀式です。儀式には忠実な原則がありました。儀式で団員が生贄の血を見ることはタブーでした。そのため殺人には、血が流れる刃物類は使われず、細い紐を使用しました。

団員が狙った相手を殺す際は、瞬時に細い紐を首に巻き付け、窒息死させねばなりません。それは技術のいる作業です。彼らが4人一組で行動したのもチームワークが必要とされたからでしょう。相手の動きを封じる者、首に糸を巻き殺す者、金品を奪う者、見張りをする者と分担されたと考えられます。

また殺す相手となる生贄にも決まりがありました。成人女性、僧侶、大工、鍛冶屋、油屋、病人、牛を連れた人など、宗教上の理由で決して殺してはならない相手がいました。その他の性別、職業、特に裕福な商人などが生贄の対象として殺されました。

ベーラム・ジェメダー

19世紀以降、インドはイギリスに統治されます。駐留していたイギリス軍は、治安維持のためサッグ団の撲滅を図ります。2年間の闘争の末にサッグ団は壊滅します。

サッグ団の団員や幹部は逮捕されます。その中には、リーダーであるベーラム・ジェメダーも含まれていました。ベーラムは、50年間で延べ931人を絞殺したといわれています。

ただし、警察が記載したベーラムの供述書には「自身の手で、125人を絞殺、150以上の絞殺を目撃し、931件の事件に関わった」と書かれています。ベーラムが実際にひとりで行った犯行とは考えにくいですが、被害者の数はこれ以上であることは間違えありません。

一説によれば、16世紀からインド全土で暗躍していたサッグ団に殺された生贄の数は、200万人を超えるといわれています。約300年以上も秘密結社として、死の女神カーリーに生贄を捧げ続けたのです。

サッグ団がこれほど長きに渡って暗躍できた理由は、豊富な資金にありました。殺した相手の金品が、そのままサッグ団の資金源として使われていました。団員の中には、金品を目的として入団する不純な動機を持った者も多かったといわれています。

サッグ団は壊滅したといわれています。しかし、その残党や新たに過激な信奉者が現れないとも限りません。
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