【実話怪談】繰り返される自殺の現場!?見てはいけないものを見た!!(2/2)

実話怪談 自殺 ノイローゼ ビジネス

画像:ThoroughlyReviewed on flickr

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見かねた同僚がAに事情を聞いた。するとAは隣の建物の屋上で起こったある奇妙な出来事を話し始めた。

深夜、Aは仕事に没頭するあまり終電を逃してしまった。社内にはAの他には誰もいなかった。いつもAがオフィスの戸締りを行うことが習慣になっていたため、他の同僚は気にせず先に帰ってしまったのだ。

仕方ないのでタクシーで帰ろうとオフィスを出ようとした時だ。隣の建物に目をやると、屋上で人影のようなものがフェンスの外に出て飛び降りる光景を目にした。飛び降り自殺、とAは思った。時間は0時12分。

Aはわけもわからず落下したと思われる場所に向かった。しかし、そこには何の形跡もなかった。自殺者の姿ばかりか人ひとりいなかったのだ。

幻覚を見たのだとAは思ったが、次の日の同じ時間にもまた人影のようなものが屋上から飛び降りる姿を目撃にした。また落ちたと思われる現場に向かうが自殺者の姿はない。それから毎日のようにAは隣の建物から人影が飛び降りる光景を目にした。その光景にとらわれたAは仕事も手に就かなくなったのだ。

話を聞いた同僚はAに会社を休むように促した。次の日からAはその同僚の言う通りに休暇を取った。そしてその日、Aの話に興味を持った同僚は、深夜まで会社にひとり残り、隣の建物の屋上を見張っていた。

すると、Aの言う通り本当に隣の建物の屋上から人影が現れたのだ。ビルから建物の距離は近いが、辺りは真っ暗なため顔を確認することはできない。しかし、屋上に人影がいることは間違いなかった。

謎の人影はフェンスを乗り越えて建物の縁に立つとそのまま飛び降りた。同僚はその光景を目撃し、急いで隣の建物の飛び降りた現場の下に向かった。そこで同僚が目にしたのは、身体を地面に強く叩きつけられ頭から血を流しているAの無惨な姿だった。

警察の調べで建物の入り口と屋上のドアの鍵が壊されていた形跡があったことがわかった。Aは疲労のためノイローゼとなり自殺に至ったのだと警察は結論付けた。

目撃した同僚は、警察の事情聴取でたまたま残業のためオフィスに残っていたことにし、Aの幻覚については口をつぐんだ。Aの話した幻覚が、自分自身の自殺の瞬間だったなど信じてもらえないと判断したからだ。どの道ノイローゼという結論に変わりないだろう。

それからしばらくして、同僚は数少ない仲間に真実を伝えて会社を辞めた。Aの自殺を目撃した衝撃に耐えられなかったのだろう。同僚は会社を去る時にボソッとつぶやいたという。

Aが死んだのは0時12分きっかりだった、と。
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