【実話怪談】これは悪夢か現実か!?子供が知ってはならない人形の秘密!!(2/2)

実話怪談 人形 悪夢 行方不明 学校

画像:morosphinx on flickr

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そんな日が続いた時、俺は悪夢の正体を暴くことを決心した。何度も同じ夢を見ているうちにそれが自分の家の裏山だということがわかった。そこは大木が並び、特徴的な草花の一群が生い茂っている場所だとわかった。何度も行ったことのある場所だったのだ。

昼間、俺はスコップを持ってその場所と思われる山の裾野に辿り着いた。夢の中では真っ暗だったか大木や草花の位置から同じ場所に間違いなかった。俺は、恐るおそるスコップを手に持って夢の中で俺が埋められているところを掘り返した。

するとスコップの先が硬い何かに当たり、その感触に俺は寒気を感じた。俺はスコップを手放し、無我夢中で素手で掘り返した。すると土の中から出てきたのは、肌の白い茶色の髪を乱した一体の人形だ。

大きさは30㎝ほどでどこにでもある女の子の人形だ。フランス人形のような大層な物ではない。服装は西洋のものだが、仰々しいものではない。

俺はその人形を家に持ち帰ることにした。人形を見せると母親は息を呑んで俺を問い詰めた。母親はひどく興奮してどこで人形をみつけたのかを問いただしてきた。俺は裏山の茂みで土に埋もれていた人形を発見したと言った。

母親は静かに話し始めた。実は、8年ほど前にこの地域で殺人事件が起こったという。被害者は俺と同じ年齢の小学5年生の女の子で、はじめは森の中で迷ったと思われていた。

女の子を探すため、地元住民や学校関係者から青年団や警察まで出動して捜索にあたった。行方不明になった夜、女の子は縄で首を絞められた状態で森の中で発見された。それがちょうど俺の家の裏庭だった。

警察の捜査が本格的になるも犯人は捕まらなかった。捜査の中で、被害の女の子が人形をいつも手に持っていたことまではわかっていたが、その人形は事件現場にも山の周辺にも見当たらなかった。警察は犯人が所持していると思ったのだろう。

事件後、残った住民たちは事件のことを伏せるようにして暮らした。当時の俺が事件を知らないのも大人たちが意図的に黙っていたからだ。無闇に恐怖を与えるのはよろしくないと考えたのだろう。その代わりに学校の規則や大人たちの看視の目は厳しくなった。

村の大人たちは時期が来たら子供たちにも話すことを考えていた。故郷の村で痛ましい事件が起こり、その犯人が捕まっていないことを知るには、もっと大人になってからと判断したのだろう。

俺が裏山で人形を掘り返した後、母親は警察に人形のことを伝えた。俺は簡単に警察に事情を話した。裏山の土の下から服が見えたので、スコップで掘り返して人形を発見したと伝えた。夢の話は信じてもらえそうになかったので止めた。この一件で事件はもう一度洗い直されることになった。

夏休みが明けて俺は教室に向かった。しかし、そこには前と違った風景があった。教壇には新しい先生が立っていた。新しい先生から前の担任は、急な都合で他所の学校に転任したと伝えられた。

当時の俺は知る由もなかった。俺が人形を発見し、警察が動き出した頃と同時に先生は自宅で首を吊って死んだのだ。俺が先生の自殺と真実を知ったのは、かなり先の話になる。女の子を殺した犯人が、みんなの慕う先生だった。

どうやら村の大人たちは口裏を合わせて意図的に子供たちに黙っていたようだ。
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