行方不明者は誰も知らない!?サスペンス映画より謎に満ちたパリ万博事件!!(2/2)

映画 バニー・レークは行方不明 チェンジリング 都市伝説 パリ万博事件

画像:tinanwang on flickr

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真相

この事件には、様々な人間の思惑と国の信用に関わる重大な真実が隠れていました。

娘は病人でも、母親が存在しないわけでもありません。娘は嘘をついておらず、母親も存在します。周囲が嘘をついていたのです。母親はインド訪問中にペストに罹っており、その混乱を避けるため周囲が隠蔽したのです。

ペストとは、非常に死亡率の高い伝染病です。当時は黒死病と言われるほど恐れられていました。母親がペストに感染していることがわかった医者とホテル支配人はこの事実を隠そうと企てます。

なぜならパリ万博が開催されている近辺でペストの患者がいると知られれば、ホテルの営業はもちろんのことパリ中の飲食店は営業停止となるからです。そればかりかパリ万博の開催すらも危うくなり、国の信用に関わりかねない問題になります。大パニックは間違いありませんでした。

そこで医者は、彼女に病院まで薬を取ってくるようにと指示します。母親が息を引き取ると遺体と母親の荷物を隠したのです。そしてパリ当局にホテル側が伝えると厳戒令が敷かれたのです。全員が彼女を狂人へと仕立て上げ、口止めして真実を隠したのです。すべてはパリ万博の成功のためでした。

都市伝説

パリ万博事件には、話そのものに無理があるといわれ、一般的には都市伝説として語られています。

パリ当局が真実を隠したところで、もし真実が明るみになった時の責任問題や対応にそれこそ世界的な信用を失うことになります。また母娘の親族が黙っているのはおかしいはずです。このように辻褄の合わない部分は多々あります。そのためパリ万博事件は都市伝説とされています。

実は、パリ万博事件には基となった話があるといわれています。作家ベイジル・トムスンの小説「フレイザー夫人の消失」にパリ万博事件とまったく同じ内容が書かれています。これがパリ万博事件の基です。

パリ万博事件の出どころは、小説であり、それが真実味を帯びて伝聞され、都市伝説として広まったと考えられるのではないでしょうか。あまりにも真実味があったことで本当のように拡がったのかもしれません。

まとめ

パリ万博事件が小説が基だとわかりました。しかし、主人公が聞き手(観客)に疑われるという物語の構造は非常に面白いもアイディアと思われます。先に述べたサスペンス映画にも主人公が狂人、あるいは嘘をついているのではないかと観客に疑惑を持たせるような描き方をしています。

このような映画に興味があれば一度見てみてはいかがでしょうか。
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