【実話怪談】記憶を失った男の前に現れた謎の美女!?「今度は私が先に・・・」(1/2)

実話怪談 病院 自殺

画像:Amparo Torres O. on flickr

スポンサーリンク
ある男が目を覚ました。頭がボーっとして感覚がつかめない。しばらくして男は、自分の名前すら憶えていないことに気付く。それどころか自分が何者であるかも、出身も親も、そしてここがどこなのかもわからない。男は記憶を失い、これまでの過去を一切思い出せないでいた。

男はパニックに陥りながらも落ち着いて頭を整理した。まず、自分が今どこにいるかを把握するため、首を上下左右に動かす。そこは真っ白い部屋でいくつかのベットが置かれた部屋であることがわかった。そして、男自身も同じベットで横になっていることに気付く。ここが病院の一室だと男は理解した。

男はゆっくり上半身を起こし、改めて辺りを見渡す。そこは確かに病院で、4人部屋であるらしいが自分以外は誰もいない。ドアは閉まり、周りは静かで、時間は夜のようで、窓の外は真っ暗闇だった。

男は、なぜ自分が病院にいるのかを思い出そうとするが、そのたびに頭に激痛が走り、クラクラする。おもわず頭を抑えようとすると、頭には包帯が施されてあった。どうやら頭を怪我したらしいと男は気づく。ますます状況がわからないまま男は愕然とする。

途方に暮れてベットの上でうなだれていると、いきなり病室のドアが開いた。30代くらいの綺麗な女性が病室に入り、男のベットに向かってきた。

女は、男の知り合いであることを告げ、男の素性と状況を知らせた。女性の話では、男は借金苦でどうすることもできず、自殺を図りビルの屋上から飛び降りたが、奇跡的に一命をとりとめ、病院に担ぎ込まれたのだというのだ。

男は信じられない様子で、我が身を疑った。しかし、その女性の言うことを信じるしかなかった。状況からいって疑いようがないと思った。男は、ビルから落ちた衝撃で頭を強く打ち、一時的に昏睡状態となり、そのショックからか記憶を失ったと理解した。

女は自分の素性も明かした。女も事情を抱えており、自殺を考えていた。その時、同じく自殺を考えていた男と出会い、一緒に自殺することを計画した。しかし、一緒に自殺するためビルの屋上まで上ったが、女は怖くなり逃げ出してしまった。

男は一人で死ぬ覚悟を決め、そのままビルから飛び降りた。女は、男がビルから飛び降りたのを見届けたが、男が一命をとりとめたことを知り、病院に駆け付けたというわけだ。
女性は一通りの説明をした後、つぶやくように男に言った。

「今度こそ、一緒に死のう」
スポンサーリンク
スポンサーリンク