【実話怪談】住職の不思議な力!?僕だけが知っている祖父の秘密!!(1/2)

実話怪談 住職 霊能力

画像:Swasti Dini on flickr

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僕が子供の頃、祖父は寺院の住職をしていました。住職というと霊感や不思議なものを視れる人間と、子供の僕は信じていました。当時、霊能力を持った住職が、霊界の話や悪霊退治などをするテレビ番組で活躍していた時代でした。

しかし、うちの祖父にはそのような能力は無いと断言していました。祖父は村でも信頼の厚い人でしたが、口数も少なくどちらかというとおとなしい人でした。優しさもあり、時には厳しかった祖父を尊敬していましたが、霊能力の無い祖父にはがっかりでした。

不思議な力や霊能力などに憧れていた僕に祖父は諭すように語ってくれました。

「そうした力は無い方がいいんだ。怖い思いをしなくて済むし、なにより平穏に暮らせる」

子供の僕にはその意味が分かりませんでした。不思議な力を持つことは、カッコイイとしか思わなかったからです。男の子にありがちな特殊能力への憧れと同じだったのでしょう。今にして思えば祖父の言葉の意味はわかりますが、当時はそうは思いませんでした。

ある日、空が薄暗くなって僕が学校から帰ってきた時ことです。家には誰もおらず、僕ひとりだけの日がありました。

両親はある家の葬式に出席し、祖父も家にいませんでした。この時、父もお坊さんとなって祖父の下で働いていました。母はその家の知り合いということでお手伝いに出かけていました。

祖母は既に亡くなっていたため、この日は僕一人で夜を過ごさなければなりませんでした。ひとりでいることに慣れていましたから、寂しさや怖さはありません。

しかし、その時は何となく家の中の様子が違っていました。それは今まで感じたことのない悪寒に似た嫌な空気が家の中を漂っていました。今まで僕が感じたことのない雰囲気でした。
僕は恐るおそる家の中に入り、母が用意してくれた夕ご飯を食べ、眠くなるまで遊んでいました。やがて辺りは真っ暗となり、強い風が吹き荒れる夜がやってきました。

両親と祖父は僕が寝る時間になっても帰ってきません。遅くなることははじめからわかっていました。親には先に寝ているようにと言われていました。夜も更けて床に就こうとした時です。突然、裏の勝手口から「ドン!」という激しい音が聞こえてきました。
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