革命前夜にタイムスリップ!モーバリー・ジュールダン事件(1/2)

ヴェルサイユ宮殿 フランス革命 マリー・アントワネット 小トリアノン宮殿

画像:jareeds on flickr

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ヴェルサイユ宮殿はフランスの世界遺産です。17世紀に建設された宮殿には、当時の王族から臣下などのフランス貴族が居住していました。フランス貴族で最も有名なのがマリー・アントワネットではないでしょうか。ルイ16世の王妃であり、フランス革命で処刑された悲劇のヒロインです。

1789年のフランス革命では、ルイ16世をはじめ、貴族が次々と処刑されていきます。マリー・アントワネットもそこから逃れることはできませんでした。1793年にギロチンによる斬首刑に処せられたのです。

フランス革命の混乱時、ただ貴族や妃、その臣下というだけで、無実の罪を着せられ、無理矢理に処刑された者は大勢いました。マリー・アントワネットも、そのひとりでした。納得のいかない処刑は、さぞ無念だったことでしょう。

その貴族たちの怨念が渦巻いているのが、ヴェルサイユ宮殿です。彼らの怨念は消えることはなく、様々な怪奇現象をヴェルサイユ宮殿で起こしています。その最も有名な出来事が、モーバリー・ジュールダン事件です。

モーバリー・ジュールダン事件

マリー・アントワネットの死から100年以上が経った1901年に、2人のイギリス人女性(モーバリーとジュールダン)がヴェルサイユ宮殿を観光のため訪れます。宮殿の他にも広大な庭園を散策することとなった2人は、貴族たちの別宅の離宮に向かいます。そのひとつが、小トリアノン宮殿です。

小トリアノン宮殿に向かう2人の女性観光客は、途中で三本の分かれ道に迷います。すると、緑の服に三角帽子を被った2人の男性が、まっすぐに進むように促します。そのまま道を進むと今度は一軒家に辿り着き、古風なドレスを着た2人の母子に出会います。不思議に思いながら2人の観光客は道を急ぎます。

すると今度は、黒マントを羽織った男性が道を教えてくれます。その風貌に違和感を覚えた2人でしたが、気にせず進みます。しかし、小トリアノン宮殿に近づけば近づくほど2人は息苦しさを感じるようになります。

しばらく道を歩いていくと小トリアノン宮殿に辿り着きます。そこには昔風のドレスを着飾った小ぎれいな女性が絵を描いていました。2人はこれまでの経緯から女性に声をかけられませんでした。

しばらく宮殿内のテラスで佇んでいると、2人のために馬車が来ました。それに乗って2人はヴェルサイユの庭園内のホテルへと戻ると、あれだけ息苦しかったはずが嘘のように消えていたのです。
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