革命前夜にタイムスリップ!モーバリー・ジュールダン事件(2/2)

ヴェルサイユ宮殿 フランス革命 マリー・アントワネット 小トリアノン宮殿

画像:jareeds on flickr

スポンサーリンク

タイムスリップ

その後、2人は小トリアノン宮殿について調べます。すると、意外な事実が明らかとなりました。

小トリアノン宮殿は、夫のルイ16世が妻のマリー・アントワネットに与えた別宅でした。その別宅を気に入った彼女は自分好みの庭園に手入れを加えます。彼女は小トリアノン宮殿の周辺を農村に見立てた小集落を作られたのです。それは「王妃の村里」と呼ばれるほど素朴なものでした。

マリー・アントワネットは豪勢な宮殿内の生活とは別に、憩いの場を求めていたのかもしれません。小トリアノン宮殿の周辺に作らせた王妃の村里は、ヴェルサイユ宮殿の庭園とは思えないほど庶民的だったようです。

2人が調べたところによると、目撃した人物たちのあの服装は、18世紀の人間が着る服だったのです。観光地となったヴェルサイユ宮殿内では、当時のフランス人の服を着用する人間はおらず、またそのような催し物もありませんでした。

そして、2人が一番驚いたのは、絵を描いていた女性です。その女性は、悲劇の王妃マリー・アントワネットらしいことがわかったのです。2人が目撃したのは、当時小トリアノン宮殿周辺で生活していた者たちであり、マリー・アントワネットの幽霊ともいえるのです。

それとも、小トリアノン宮殿に向かう途中で、18世紀のフランス革命前夜にタイムスリップしてしまったのでしょうか。2人が目撃したのは、マリー・アントワネットにとって最後の平和な時間だったのかもしれません。

まとめ

この不思議な体験を2人は1冊の本にまとめます。心霊現象の研究家たちはこの超常現象に興味を示しますが、真相に辿り着くことはありませんでした。この事件後に小トリアノン宮殿を訪れはしましたが、あのような息苦しくなるような不可思議な現象は起こりませんでした。

彼女たちは一時的にタイムスリップに成功し、マリー・アントワネットを目撃したのでしょうか。それとも、フランス革命で死んだ者たちの怨念が、彼女たちに幻想を見せたのでしょうか。
スポンサーリンク
スポンサーリンク