世界遺産シーギリヤ!天空の宮殿から地上を見下ろす王の狂気(2/2)

世界遺産 シーギリヤ シーギリヤ・レディ カッサパ1世

画像:Surreal Name Given on flickr

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シーギリヤ・レディ

シーギリヤは7年の歳月をかけて建造されました。その造りはしっかりしたもので、立派な宮殿から庭園、水路や貯蔵庫まで完備されており、岩山の頂上に造られた都市とは思えないほどです。またシーギリヤロックの洞窟内には、奇妙な壁画が描かれています。それは、女性たちの裸の半身画です。

この女性たちの裸を描いた壁画は、シーギリヤ・レディと呼べています。現在では、着衣や派手な装飾品で着飾ったり、裸身の女性が18体残されています。当初は500体にものぼる女性たちが描かれていたようですが、時代の風化により消えていったようです。

描かれた女性たちは、派手な飾りを耳や首、腕に施されており、また色鮮やかな服装を身にまとう者もいます。妖しい表情の女性たちですが、これは山頂に立てこもったカッサパ1世の指示によるものと言われています。この500体の女性たちの壁画には彼を癒す意味があったともいわれています。

残念ながら壁画に関する詳しい理由はわかっていません。しかし、いつ自分の命を狙いに来るかもわからない極限状態で、カッサパ1世は壁画に救いを求めたのではないでしょうか。誰も信用できず、精神的に追い詰められた彼にとって、壁画が唯一の癒しだったのかもしれません。
 
出典:Sachitha Obeysekara on flickr

カッサパ1世の死

カッサパ1世が王位に就いた18年後に、義弟モッツガラーナがシーギリヤの宮殿に大軍を率いてやってきました。打つ手ないしとわかると、カッサパ1世は自ら喉を引き裂いて自害します。カッサパ1世最期をシーギリヤ・レディたちが見守っていたことでしょう。

その後、シーギリヤの宮殿は、王家から手放され、僧院となります。シーギリヤは僧院としての役目を負いますが、長くは続かなかったようです。これは自ら死を選んだ彼の怨念が原因なのでしょうか。

カッサパ1世は、自分が愛した18体のシーギリヤ・レディと共に、今もシーギリヤの遺跡に棲みついているのかもしれません。

参考サイト:
シギリヤレディ
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