奇蹟の男ミリン・ダヨ!!剣を突き刺しても死なず!?(2/2)

ミリン・ダヨ 奇蹟 超人

画像:JD Hancock on flickr

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奇蹟の男

ミリン・ダヨは、西洋の長い剣サーベルを胴体の至る所に突き刺し、貫通させるパフォーマンスを行います。彼は重傷を負うことも出血多量で死ぬこともありませんでした。ミリン・ダヨは不死身の身体を手に入れたのです。

しかし、彼の奇跡の身体を怪しむ者もいました。トリックを暴こうとする者も出ました。しかし、ミリン・ダヨはこうした者たちに、自身の胴体が剣で貫かれている動画や画像を拒むことなく提供します。実際に、彼の胴体には何にも仕掛けはありませんでした。

胴体ばかりでなく、内臓も貫通されていました。肺や腎臓も貫かれ、時には心臓にも鋭い剣が突き刺さりましたが、動じることはありません。また彼への興味から研究者や科学者も現れます。その都度、彼は寛大に対応し、剣が身体を貫通する姿を見せたといいます。

時には、細長い直径8ミリサイズのパイプを身体に貫通させ、そこから水を流し込んで、端まで水が届くか実験したこともあります。結果、彼の身体を貫通しているパイプの先から水は流れ、トリックでないことを証明して見せたのです。実験中も彼が苦しむことはありませんでした。

彼は奇蹟を起こし、人間の可能性や平和への願いを訴えていました。

超人の死

1948年5月、彼の死は唐突に訪れます。朝自宅で目覚めると、どこからともなく声が聴こえてきたのです。それは彼にしか聞くことのできない啓示のようなものでした。その声は彼に鉄の釘を食べるように命じます。それも、麻酔をかけずに飲み込んだ釘を取り除くという指示でした。

ダヨは啓示の通りに、鉄の釘を飲み込み、医師たちに麻酔をかけないで取り除くよう伝えます。人間技とは思えないほど、彼はいとも簡単に鉄の釘をあっさり飲み込んでしまったのです。あとは医師たちが胃袋から鉄の釘を取り出すだけでしたが、ここで思いもよらぬ事態が待っていました。

なんと医師たちは、彼の指示を無視して、麻酔をかけたうえで、鉄の釘を除去してしまったのです。いくら彼の身体が常人とは違うとはいえ、医師として患者を、命の危険を伴う状態に追い込むことはできなかったのです。ミリン・ダヨの意図しない結果とはいえ、声の啓示に逆らったことになります。

それから約10日後、彼はベットに寝たまま動かなくなります。しかし、呼吸も脈もあり、またこのような寝たきりの状態は何度もあったため、周囲は気にしていませんでした。しばらくして、彼の呼吸が停まっていると気付いた時には手遅れでした。死因は、大動脈破裂です。

「奇蹟の男」ミリン・ダヨの特別な能力の正体はわからないままとなりました。医師たちの研究もここで途絶えてしまいます。彼はただの異常者だったのか、それとも平和を願う奇蹟の男だったのか、それは死んだ彼だけが知る真実なのかもしれません。
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