踊り狂う奇病!?集団パニックを誘うダンシングマニア(1/2)

ダンシングマニア 奇病 ペスト 中毒

画像:Ed Schipul on flickr

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16世紀初頭、フランス北東に位置するストラスブールで、集団で1ヶ月以上も踊り続ける奇妙な騒動が発生します。事の発端は、たった1人の女性からはじまります。彼女は何の理由もなくただ突然踊り出したのです。

村人は彼女の行動に唖然とします。しかし。やがて、周りの村人も次々と彼女を囲うように踊り出し、遂には昼夜を問わず、踊り狂う事態にまで発展したのです。

最終的に村は、多数の死者を出します。一人の女性から始まった悪夢が、村を滅ぼすまでとなりました。原因不明のこの奇怪な事件は、一度だけに止まらず、不定期にヨーロッパ中で繰り返される社会現象だったのです。

今回は集団で踊り狂う恐怖の現象ダンシングマニアについて紹介します。

ダンシングマニア

1518年にフランスのストラスブールで1人の女性が突然踊り出す奇妙な騒動が起こります。四日後、三十人以上の村人たちが彼女を囲んで踊りはじめます。その後も踊り出す村人は増え続け、一ヶ月後には老若男女関わらず、四百人近い村人たちが踊り狂うまでに発展します。

村人が踊りを辞めたのは、心臓発作や脳卒中、または極度の疲労によって亡くなった時でした。しかし、それでも他の村人はかまわず踊り続けます。まるで集団ヒステリーとなった村で、踊りを止めることはできませんでした。止まり時、それは死を意味していたからです。

このように、人間が突然踊り出し、それに同調するように周囲も踊りだし、いつしか踊りが止まることのない現象をダンシングマニアと呼びます。ダンシングマニアは、ヨーロッパ各地で不定期に発生する社会現象と言われています。過去にもヨーロッパの人々を震え上がらせました。

ダンシングマニアが最初に発生したのは7世紀頃と伝えられています。13世紀にはドイツの橋の上で二百人もの村人が踊り、橋を破壊するという事件が起こっています。16世紀では、ドイツのアーヘンから始まり、イタリヤルクセンブルクまで続く膨大な数の人々が踊りに参加しました。

このダンシングマニアの異常な現象には諸説の理由が挙げられています。
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