『ルパン三世 カリオストロの城』モデルはフリーメイソン!?(2/2)

ルパン三世 アニメ フリーメイソン 詐欺師 カリオストロ

画像:Diego Cavichiolli Carbone on flickr

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カリオストロ伯爵

実在するカリオストロ伯爵は18世紀のヨーロッパ各地で暗躍した詐欺師です。「伯爵」とは名ばかりで、本名はジュゼッペ・バルサーモといい、イタリアの貧しい商人の生まれです。彼は社交界で錬金術や降霊術を披露して詐欺を行っていました。

カリオストロは、幼い頃から錬金術に目覚め、十八歳で故郷を飛び出し、ヨーロッパ各地と中近東を放浪しながら怪しげな魔術を会得していきます。

医師として社交界にうまく潜入すると、富裕層から金を巻き上げる詐欺を働きます。医師の肩書と降霊術などを駆使し、言葉巧みに金を手にしたのでしょう。

彼の別の顔は秘密結社フリーメイソンのメンバーということです。おそらく錬金や降霊術を習得するために、謎めいたフリーメイソンは魅力的だったのでしょう。魔術の起源がエジプトにあると考えた彼は、自らフリーメイソンの分派エジプト・メイソンリーを創設するほどでした。

首飾り事件

ヨーロッパ各地を暗躍していた詐欺師カリオストロですが、1785年の首飾り事件に関与した疑いで逮捕されます。王妃マリー・アントワネットをも巻き込んだ詐欺事件は、カリオストロを窮地に立たせます。

事件の首謀者ラ・モット伯爵夫人は、マリー・アントワネットに取り入りたい人間に、フランス王室御用達の宝石商から高価な首飾りを買わせます。伯爵夫人は、その人間に首飾りをマリー・アントワネットに手渡して話をつけると吹き込みますが、王妃の手には渡らず、首飾りを騙し取ってしまいます。

事件の首謀者であるラ・モット伯爵夫人は、自身が疑われないために、事件とは全く無関係のカリオストロを事件の首謀者として嘘の告発をします。無実の罪によりカリオストロは逮捕され、社交界を追放させられます。

宗教裁判

カリオストロの不幸はこれだけでは終わりませんでした。当時、カトリックの総本山バチカンとフリーメイソンは対立関係にありました。カリオストロが、ローマでエジプト・メイソンリーの集会を開いていたことがバチカンで問題となり、宗教裁判にかけられます。

この裁判により、カリオストロは終身刑を言い渡され、1795年に獄中死します。さすがのカリオストロも、獄中では得意の錬金術も使えなかったようです。
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