『天空の城ラピュタ』と巨人ゴリアテ!弱者が強者に勝つ!

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画像:BagoGames on flickr

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世界の歴史上で、最も身長の高い人間とされるのが、アメリカ出身の男性ロバート・ワドロー氏です。20世紀前半を生き抜いた彼の死亡時の身長は272センチとされ、医学的にも他の類のない記録だったそうです。

しかし、彼の身長を凌ぐ人間が旧約聖書の記録に残されていました。その名はゴリアテというぺリシア人です。ぺリシア人とは、古代の地中海沿岸地域周辺で暮らしていた民族です。ゴリアテはぺリシア軍の中で群を抜いて身長の高い巨人兵士でした。

その身長は約3メートルで逞しい体格の持ち主だったと伝わっています。ゴリアテは、旧約聖書「第一サムエル記」第17章で、若き日のダビデ王と対決する場面で登場します。ダビデ王とは、古代イスラエルに長きに渡って君臨した王であり、旧約聖書では重要な人物のひとりです。

舞台は、王になる前の少年ダビデが、古代イスラエルに侵入してきたぺリシア軍と一戦交える場面です。ぺリシア軍兵士ゴリアテは、その強靭な肉体を武器に、イスラエル兵士をなぎ倒していきます。自身の力を過信したゴリアテは相手を挑発します。

その挑発に冷静に受けたのが少年ダビデです。2人の体格さから少年ダビデが不利なのは明らかでした。ゴリアテの前では、歯が立たないと皆思っていました。しかし、対決がはじまると、少年ダビデが投石器から放った石がゴリアテの額を直撃し、そのまま倒れてしまいます。その隙に、少年ダビデは剣で首を刎ねてゴリアテに勝ってしまいます。

このダビデ王の少年時代の逸話から、弱き者が強き者を打ち負かす喩えとされ、聖書でも教訓として伝わっています。

この弱者が強者に勝つという話は、その後の演劇や小説などにも多用されるようになります。たとえば、1986年にスタジオジブリで制作された長編アニメ映画『天空の城ラピュタ』に登場する飛行船艦もそうです。

作中で、政府特務機関の人間が搭乗する飛行船艦を「ゴリアテ」と名付けられています。ゴリアテが破壊されるシーンは、大きな者が小さな者に敗れることを暗示しているのかもしれません。
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