悪魔崇拝の秘密結社「地獄の火クラブ」イギリス貴族の大スキャンダル(2/2)

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画像:Harikrishnan Tulsidas on flickr

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地獄の火クラブ

ダッシュウッド氏は友人から廃墟となった修道院を譲り受けます。そこを自分の理想とする秘密クラブを設立するため、大掛かりな改装に取り掛かりました。それはかつての修道院とは比べ物にならない豪華絢爛さであり、また修道院とは思えない施しを行いました。

修道院の建物はすべて中世風に改装され、室内はエロティックな絵画や装飾に溢れ、また庭園にはギリシャ神話の神々の彫刻が卑猥なポーズで連立されていたのです。さらにクラブでは、有力者を集めた乱交や売春などが日夜行われました。修道院はダッシュウッド氏の快楽の楽園に作り替えられたのです。

地獄の火クラブは表向きは、悪魔サタンを信仰する悪魔崇拝の秘密結社とされていましたが、実態は悪魔を讃える宗教的儀式「黒ミサ」とは名ばかりの、乱交や売春を行っていました。修道女と呼ばれた女性たちは、娼婦やそれを望む女性たちで構成されており、誰も本気で悪魔を崇拝していなかったのです。

スキャンダル

このような社交クラブの運営を運営していたことはすぐに世間に知られます。地獄の火クラブはスキャンダルとなり、解散を余儀なくされ、ダッシュウッド氏も身を隠さなければならなくなりました。

しかし、イギリス貴族であるダッシュウッド氏のスキャンダルはすぐにもみ消され、地獄の火クラブの実態調査をまとめた書類等もすべて焼却されてと言われています。クラブの実態は不明となり、闇に葬られたことになります。

ただし、主催者だったダッシュウッド氏の詳細はわかりませんが、修道院を手放した後は自身の領地に、引きこもりのように身を隠し、健康を害して亡くなったと伝わっています。

ちなみに、地獄の火クラブの発覚後に、スキャンダルがもみ消された背景には、当時の有力政治家も出入りしていたとされ、世間に公表されるのを恐れたためともいわれています。
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