アジアの大妖怪!美女に化けて国を滅ぼす九尾の狐!(2/2)

妖怪 九尾の狐 日本 封神演義 殺生石

画像:Peter Trimming on flickr

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朝鮮と日本

朝鮮半島にも九尾の狐と思われる九尾狐(クミホ)と呼ばれる妖怪の伝説が残されています。白骨に小便をかけた男性が、美女に変身した白骨に食い殺されますが、その白骨の正体が九尾狐でした。九尾狐は人間になることを望み、1000人もの男を食い殺したと、伝説ではいわれています。

日本に九尾の狐が伝わったのは12世紀前後の平安時代後期からで、玉藻前という女官に化けて鳥羽天皇に近づいたという伝説があります。宮廷を乱した玉藻前は陰陽師の安倍康成によって正体を暴かれ、那須野に追い詰められた九尾の狐は巨大な毒石となって人間や動物たちの生命を奪っていきます。これを殺生石と名付けられます。

その後、高僧らが殺生石の毒牙に挑み続け、遂に玄翁という僧が破壊に成功しますが、殺生石は各地へと飛散したと伝わります。現在でも栃木県那須町では、殺生石があった場所を公開しています。九尾の狐はその伝説を基に、能や歌舞伎の演目となって後世の日本でも語り継がれるようになります。

はじめ、九尾の狐は瑞獣として人々に崇められましたが、それが国を滅ぼす霊獣として扱われるようになったのは、痛ましいことです。九尾の狐の真意はわかりませんが、アジア全土で、狐は人を欺く動物として恐れられているのは確かなようです。
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