ノイシュヴァンシュタイン城の秘密!?メルヘン王の狂気!

ノイシュヴァンシュタイン城 ルートヴィヒ2世 ドイツ

画像:Kevin Poh on flickr

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アメリカ・カリフォルニア州のディズニーランドの中央には、中世ヨーロッパをイメージした城がそびえ建っています。この城のモデルとされているのが、ドイツ・バイエルン州のノイシュヴァンシュタイン城です。ちなみに、日本の東京ディズニーランドのシンデレラ城もこの城がモデルといわれています。

ノイシュヴァンシュタイン城には様々な逸話が残されています。たとえば、第一次世界大戦では戦火の炎は免れましたが、続く第二次世界大戦に突入すると、時の支配者ヒトラー総統が率いるナチス・ドイツに城は占領されます。城は、彼らがヨーロッパ各地から略奪した美術品の集積所に利用されました。

第二次世界大戦で、ナチス・ドイツの敗戦が濃厚になると、連合国軍にすべてを接収されることを恐れ、爆破する計画もあったようです。しかし、さすがに躊躇いがあったためか、計画は中止されます。以後、激動の歴史を潜り抜け、現在では観光地として人気の場所となっています。

ノイシュヴァンシュタイン城は、19世紀にこの地を治めていたルートヴィヒ2世によって建設されました。美しい外観ではありますが、この城の建設目的はルートヴィヒ2世の趣味で建設されたという経緯があります。そのため、城の内部は実用的なものではありませんでした。

ルートヴィヒ2世は、17歳の若さでバイエルン王の座に就きます。熱意を持って政治に取り組んでいたルートヴィヒ2世でしたが、部下の裏切りや策謀に精神的に追い詰められていきます。現実逃避するようになった彼は趣味に力を注ぐようになります。それが城の建設でした。

ルートヴィヒ2世は、フランスのヴェルサイユ宮殿をモデルに、各地で中世風の似せた建築様式の城を造るように命じます。そのひとつがノイシュヴァンシュタイン城になります。この城は1869年に着工し、1886年に完成します。

バイエルン各地に中世風の城を乱立させたことで、国の財政を逼迫させます。この異常な行動にルートヴィヒ2世は「メルヘン王」「狂王」と呼ばれるようになります。しかしそれでも、城への情熱は収まりませんでした。

すでに精神を病んだルートヴィヒ2世の姿に危機感を覚えた部下たちは、彼を王の座から退位させようとします。1886年に、無実の罪で彼を逮捕します。逮捕から三日後にルートヴィヒ2世は監禁先の近くの湖で水死体となって発見されます。その死には謎が残り、自殺や他殺も考えられましたが、彼の死の真相はわかっていません。

ノイシュヴァンシュタイン城は、精神を病んだルートヴィヒ2世の趣味に過ぎません。しかし、中世風に建設された城は人々を魅了したのは事実のようです。彼のその情熱は、現代でも生き続けているようです。
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