「地球上の富の半分を持つ男」ハワード・ヒューズの悲劇!?(1/2)

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画像:Miroslav Juhos on flickr

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20世紀アメリカの実業家ハワード・ヒューズは、波乱な人生を送った人物として知られる億万長者です。ハワード氏は映画産業や航空産業に乗り出し、大成功を収めますが、晩年には人間不信と極度の神経症に悩まされます。それは一時代を築いた大富豪の哀れな末路でした。

今回は繁栄と没落を経験したハワード・ヒューズについて紹介します。

ハワード・ヒューズ

ハワード・ヒューズは、アメリカ・テキサス州に生まれます。彼の父親は、鉱山などを採掘する掘削機製造・販売の事業で大成功を収めます。一家は大富豪の仲間入れをしますが、彼が10代後半に父母共に急死します。これがヒューズ氏の人生に暗い影を落とします。

子供の頃から飛行機やレーシングカーに夢中だったヒューズ氏は内向的な性格でしたが、両親の死によって増々心を閉ざしてしまいます。ただ、両親の死によって、その遺産は彼のもとに転がり込みます。莫大な金と父親の会社の株を、10代の少年ヒューズ氏が手にしたことから、彼の人生は好転していきます。

20代になると、その莫大な遺産を元手に、映画製作や航空産業に乗り込んでいきます。

映画産業

当時からアメリカの映画界といえばハリウッドが有名でしたが、ヒューズ氏には何のコネもありません。またこれまで映画製作に携わったこともないことから、映画界への参入は周囲から呆れられていました。経験もない素人大富豪の遊びと思われたのです。

しかし、1928年に制作された『暴力団』は、第1回アカデミー賞最優秀作品賞の候補となり、続いて制作された『地獄の天使』(1930年)『暗黒街の顔』(1932年)は大成功を収めます。しかし、ここで思わぬ事故が発生します。

『地獄の天使』は第一次世界大戦のパイロット達の姿を描いた作品ですが、ここには本物の戦闘機や爆撃機を購入して撮影されました。昔から航空機が趣味のヒューズ氏にとって、この映画の撮影には並々ならぬ力を注いでいました。ところが、撮影中に3人のパイロットを死亡させ、ヒューズ氏自身も飛行に失敗し、墜落事故を起こします。

彼は眼窩前頭皮質を損傷、いわゆる脳の一部を怪我し、一時重体になりますが復活します。これが彼の晩年を苦しめることとなります。
怪我から復帰した彼は、次なる新たな挑戦を行います。それが、自らの理想とする航空機の製造でした。
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