【世界の廃墟】武器商人の城だったバナーマン城!?

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画像:Esther Lee on flickr

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アメリカ・ニューヨーク北へ100キロほどの場所に、ハドソン川の中州に浮かぶポリプル島があります。ポリプル島には、バナーマン城といわれる廃墟の城が聳え立っています。バナーマン城は、中世などに建設された城ではなく、近年に建設された武器弾薬を納める倉庫でした。

武器商人だったフランシス・バナーマン六世は、武器弾薬などの余剰品を販売するために、ポリプル島に城型の倉庫を設けて、売買していました。武器庫をヨーロッパ風の城型に設計した目的には、宣伝効果を狙ったとも言われています。

元々バナーマン氏は武器商人として、軍に物資を販売していました。1898年、アメリカとスペインの間で起こった米西戦争で、スペイン軍が撤退した後に残された武器弾薬を彼が取得することに成功します。

保管倉庫として都心は危険と判断したバナーマン氏は、1900年にハドソン川の孤島ポリプル島を買って、そこに武器弾薬を保管する目的で城型の倉庫を建設する運びとなったのです。主の名前から「バナーマン城」と呼ばれるようになります。

しかし、1918年に彼が亡くなると、バナーマン城は大爆発を起こし、破壊されてしまいます。おそらく武器商人の彼に恨みを持った者が城に火を放ったのでしょう。城の中に納められていた武器弾薬が火に引火したと思われます。

その後バナーマン城は、州が買い取りましたが、嵐による損壊や事故などで、見る影もなく崩壊してしまいます。現在では立ち入り禁止区域となっているため、島に入ることも許されません。

バナーマ氏は宣伝のために、ヨーロッパ風の城に設計したといわれています。しかし、元々スコットランドからの移民だったバナーマン氏にとっては、アメリカの一部に故郷の風景を残したいという願望が、少なからずあったのかもしれません。

雨風に晒されながらもヨーロッパ風の城のイメージを保っているバナーマン城です。
出典:Peter on flickr
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