「結婚は不幸せ」人間嫌いの悪魔ベルフェゴール!

悪魔 ベルフェゴール 結婚 七つの大罪

画像:its all about Rock (: on flickr

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キリスト教のカトリック教会では、人間を愚かな罪へと導く7つの欲望を総じて「七つの大罪」と呼びます。そのうちのひとつ「怠惰」を司る悪魔がベルフェゴールです。またベルフェゴールは性欲や発明、また富をもたらす悪魔ともいわれています。

ベルフェゴールは、ねじられ2つ角と長い顎鬚、そして牛の尻尾を持った容姿をしています。人間のように二足歩行をすることから、牛と人間を掛け合わせたような姿かたちをしています。近年の描写では、なぜか洋式便器に座った姿で描かれることが多いようです。

ベルフェゴールは元をただせば、古代イスラエルの東に隣接した地域モアブ(現:ヨルダン・ハシミテ王国の高原地域)の民の神バアル・ペオル
として崇められていました。

旧約聖書によれば、イスラエルの民たちがモーゼに率いられてモアブを訪れます。そこではバアル・ペオルを讃える祭事が行われており、イスラエルの民も参加してしまいます。それに怒ったイスラエルの神は、疫病をもたらして参加者の命を奪ったと伝わります。以後キリスト教では、イスラエルの民を誘惑した悪魔ベルフェゴールとして扱うようになったのです。

またイスラエルの民を誘惑するために、ベルフェゴールは美しいモアブの娘に変身して色仕掛けを行ったとされています。そのため、美しい女性の姿で描かれることもあるようです。他民族の神がキリスト教の繁栄によって悪魔として扱われることはよくあることなのです。

キリスト教の世界で、悪魔ベルフェゴールは人間嫌いと知られています。それは悪魔同士が「人間の結婚」について議論していたところ、ベルフェゴールは実際に人間界の結婚生活を覗き見ることにしました。その時に人間に対する不信感を生み、特に女性を嫌うようになったといわれます。

ベルフェゴールは「結婚は不幸せ」と結論付け、人間嫌いとなったと伝わります。
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