集団パニック説も!今では海外でも行われているコックリさんの恐怖

こっくりさん ウィジャボード テーブルターニング
11,498 views
2015/08/05
怪談
「コックリさん、コックリさん、●●君の好きな人は誰ですか?」
「コックリさん、コックリさん、私の寿命を教えてください」

聞けばなんでも答えてくれるコックリさん。コックリさんは、知名度抜群の幽霊(妖怪?)であることは言うまでもありません。「キューピットさん」「エンジェルさん」と呼ばれることもありますね。

火付け役となったのが1970年代、恐怖漫画で知られている「つのだじろうさん」の『うしろの百太郎』です。この漫画でコックリさんが取り上げられたことにより、学生たちを中心にオカルトブームが起こります。実際に憑かれたり、事故に遭うなどする現象が後を絶たず「コックリさん禁止令」が出されるほど流行しました。
 
つのだじろうの『うしろの百太郎』
画像:officiallyjd.com

白い紙に0~9の文字、50音のひらがな、男女、はい・いいえ、それとコックリさんが来るとされている鳥居を書きます。10円玉の上に一指し指を乗せ「コックリさんコックリさん、おいでください」と全員で呪文を唱え、コックリさんを呼び寄せます。
 
画像:shokunin-times.com

コックリさんは鳥居から始まり(来る)、鳥居に終わり(帰る)ます。その間、誰一人として10円玉から指を離すことは許されません。もし離してしまったら、鳥居に帰ってくれなくなり…そんな場合は全員が呪われる覚悟をしてください。また、無事に帰ってくれた後の処理も怠ってはなりません。使った紙を48枚に切り裂き、使用した10円玉も3日以内に使って無事終了となるのです。

コックリさんはどこから来たの?

コックリさんの始まりを遡ると、15世紀のヨーロッパで流行った「テーブルターニング」や「ウイジャボード」に辿り着きます。1884年、アメリカの船が伊豆半島に漂着したときに、流行していた「テーブルターニング」を見た日本人が真似たのが始まりです。

テーブルターニング

数人でテーブルを囲む交霊術で、ひとりでにテーブルが動いたり、傾いたりして霊と会話するもの。
 
テーブルターニングを題材にした映画「ウィジャ」
画像:kotaku.jp

西洋の霊との対話術「テーブルターニング」をボード上に再現したものを「ウィジャボード」といいます。まさに日本のこっくりさんに似ています。また、韓国でのコックリさんは「分身娑婆(ぶんしんさば)」、台湾では「碟仙(ディエシェン)」と呼ばれて今でも交霊術として行われています。

こっくりさんでパニック!?動物霊、低級霊が起こす霊障がこわい…。

コックリさんは動物霊・低級霊であるという説

漢字でコックリさんを「狐狗狸」と書くことから、コックリさんの正体は、キツネや狸の動物霊だというのが有名な話ですが、たまたま近くにいる低級霊(浮遊霊・地縛霊)が呼ばれてしまうこともあり、中にはこんな恐ろしい体験談も報告されています。
 
狐憑き
画像:ウィキペディア
 
6人でコックリさんを呼び出していたが、「お帰りください」といっても帰ってくれなかったため、錯乱状態になった一人が手を離してしまい、何かに怯えるかのように窓から飛び降りようとした。
 
コックリさんとの交霊中に、まるで動物に憑りつかれたかのように、目つきが鋭くなり「ケーン、ケーン」と吠えながら廊下を走り出した。
 
コックリさんと交霊後の帰宅途中に、その一人が不慮の交通事故に遭い亡くなってしまった。

コックリさんは実はいないの!?集団パニック説

しかし、実際に一番多いとされているのは霊現象ではなく「集団パニック」という説です。「集団パニック」というのは「集団催眠」「集団妄想」と言われることもあります。その文字が表わす通り、過度の恐怖やストレスがかかると、集団でパニックが起こり、「過呼吸」「興奮状態」さらに酷い場合には「幻覚」など意識障害が出てしまう場合もあるようです。
 
画像:日常を心理学する

特に社会経験の少ない女の子に多く見られ、過去にも数々の集団パニックが起き、ニュースでも取り上げられています。特に、オカルト的なことに対して集団パニックは起こりやすく、まさにコックリさんに当てはまります。

霊なのか、それとも集団パニックなのか?

どちらにしても危険な要素の多い遊びですので、面白半分にしないほうが良いでしょう。もちろん、面白半分ではなく大真面目にするのも問題ですがね…