【悪魔の手術】実際に行われていたロボトミー手術の恐怖!?

ロボトミー 手術 アントニオ・エガス・モニス
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2015/09/07
超常現象・怪奇事件
画像: 日々狂簡
あなたは、この世で一番恐ろしい手術と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?難しい移植手術はもちろんのこと、ちょっとした盲腸(虫垂炎)の手術であっても恐怖を覚えるものですよね。自分の体に冷たいメスが入る…それだけで人間は恐怖を感じるもの。

しかし、医師が最大の注意を払って、自分の体を治してくれるのなら、まだ安心してください。この世には…いとも簡単に人間の脳にアイスピックを入れる、ショーのような手術を行った医師が存在するのです。そう…この“簡単な手術”こそが、ロボトミー手術の正体なのです…

まるで悪魔の手術…ロボトミー手術とは

画像:YOUTUBE

ロボトミー手術とは、1930年代の後半~1950年の半ばに、南北アメリカやヨーロッパ、オセアニア、アジアの一部の国で、精神治療を前提として盛んに行われていた手術です。統合失調症・強迫神経症などの精神障害を患っている患者が対象で、主に犯罪を犯して刑務所にいる服役囚などに行われていました。つまり、1950年の半ばまで「神経障害は手術で治る」と信じられていたのです。

ロボトミー手術の方法は、眼球の上部からアイスピックを刺し、前頭葉を切除していく…というもの。こうすることで、暴力性のある患者をおとなしくできると考えられ、たとえ手術をする環境がなくても“アイスピックが一つあれば、その場で簡単に処置することができる”とされていました。

この悪魔のような手術を実際に何度も行っていたのは、アメリカの神経学者であるウォルター・フリーマンという人物。フリーマンは、このロボトミー手術を公開ショーの如く、色々な場所で披露しました。その結果…ロボトミー手術はアメリカだけではなく、世界中が知ることになるのです。

実は、ロボトミー手術はフリーマンの功績ではなく、フリーマンの在学していたワシントン大学の教授であるアントニオ・エガス・モニスという人物が考案したもの。フリーマンはそれを進化させ、ロボトミー手術を実現化していった人物なのです。

考案したアントニオ・エガス・モニスは、後にこの手術でノーベル賞を獲得。しかし、1950年半ばにはロボトミー手術の危険性が次々と示唆され、現在ではほとんど行われなくなりました。

…では、何故ロボトミー手術が危険なのか?実際にロボトミー手術受けた患者…被害者にスポットをあててみましょう。

 

ロボトミー手術では精神治療などできない!
被害者たちの壮絶な人生

■ローズ・マリー・ケネディ

後のアメリカ大統領、ジョン・F・ケネディの実妹であり、重度の知的障害を持って生まれたローズ・マリー。ケネディ家では、ローズ・マリーを恥と見なし、政治活動の邪魔になるとさえ考えていた。

そこで1941年に、本人・母親の承諾が無いまま、ロボトミー手術を実施。しかし、結果は悲惨なものであり、知的障害は返って著しく進行。その後、ローズマリーは86歳の生涯を終えるまで、養護院で暮らすことに。

その際に、父親はたったの一度たりとも、ローズマリーのもとを訪れなかったという。現在では、そもそもローズ・マリーは知的障害など持っていなかったという話も存在するが、真相は明らかになっていない。

ちなみに、大統領就任後に暗殺された兄、ジョン・F・ケネディの致命傷は、皮肉なことに「脳に銃弾が打ち込まれた」ことによるもの。これを、『ケネディの呪い』と比喩する声も多い。

■桜庭章司

日本のスポーツライター。ケンカの末、逮捕される。その際に、凶暴な性格は精神障害の弊害とされ、1964年に本人の同意なしで手術を実施。手術を行ったのは、桜ヶ丘記念病院の藤井医師。桜庭は、手術後に自分の人格が別物になっていることに気がついた。

何を見ても感動しない…

「自分がこうなったのは、ロボトミー手術のせいだ」

そう思った桜庭は、自分に無断で手術を行った藤井医師に復讐を決める。藤井医師を殺そうと決意…しかし、藤井医師の家に押し入り、藤井の帰宅を待っていたが、予定通りの時刻に藤井医師が帰宅しなかったため、藤井医師の妻と、その母を刺殺。

1996年、最高裁で無期懲役を言い渡される。

「死刑にしてください…」

そう言った桜庭は、現在も収容されているのか、死亡したという話は出ていない。

ロボトミー手術は
非人道的な手術と非難され姿を消す…

被害者の声から、ロボトミー手術の危険性を訴える神経学者もたくさんいました。ロボトミー手術に対するノーベル賞を剥奪するようにとの運動もあったとか。

しかし、驚くことにロボトミー手術は、その効果を立証しているのです。ロボトミー手術が原因で命を失った患者もいましたが、その一方では病気が平癒したというデータも残されているのです。

問 題なのは、ロボトミー手術の方法が誰にでもできてしまうという『簡単な手術』であること。整った手術環境がなくても、経験の浅い医師であっても簡単にでき てしまうのです。これは、ロボトミー手術を広めたフリーマンの残した偉業なのか…それとも残してはいけない外科手術であったのか…

現在でも、ロボトミー手術をすること事態は違法ではありません。厚生労働省が保険適用内としている立派な手術なのです。

最近、ストレスがたまっているあなた。ちょっとノイローゼで周囲に乱暴な接し方をしていませんか?あまり、感情的になると、あなたの前頭葉は切除されてしまうかもしれませんのでお気をつけくださいね。

それとも…あなたは進んでロボトミー手術を受けたいと思いますか…?

出典:
ウィキペディア
asyura2.com