【実話怪談】おじいちゃんの謎の遺品…調べてみると…

実話怪談
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2015/11/04
怪談
遺品整理…、それは、故人となった人物の在りし日の姿を偲ぶと共に、自分自身の中で「あの人はもうこの世にはいない」という気持ちの区切りをつけるひとつの節目。

しかし、そうした遺品整理が時に、思わぬ事態に繋がることもあるのです。これは、亡くなった祖父の遺品を整理していた時に見つかった、謎の品々にまつわるお話。

写真から始まった遺品を巡る謎

それは、インターネットの某掲示板に立てられたひとつのスレッドから始まりました。タイトルは「亡くなった爺ちゃんの金庫の中に入っていた」。そして金庫に入っていた4枚の白黒写真と思しき画像がスレ主によりアップされていました。

一枚目:片方が開いたドアの向こう側に立つ謎の人影

二枚目:室内に飾られたひな人形

三枚目:一列に並んだ花と思しきもの

四枚目:どこかの教室と思しき掛け時計と黒板のある風景

発見された時、写真の上には、鉛筆を削る小刀のようなものが置かれていたそうです。
 
実際の写真(1枚目)
画像:chikatomo.doorblog.jp

昔の金庫を開けてみたら写真が出てきた、なんてことはよくあること。しかし、この4枚の写真はそれとはちょっと違っていました。というのも、どの写真もガラス越しか、あるいは鏡越しに撮影されていて普通のスナップ写真には無い不自然さがあるのです。

これらの写真だけでも十分に意味深ですが、祖父が遺したとみられる謎の遺品はこれだけに留まらず、投稿者によるアップはさらに続きます。

次に出てきたのは、一冊の古い手帳もしくは本のようなもの。

文机の引き出しから見つかったというその代物には和歌本、あるいは占いで使われる教本のような内容が記されていました。これまで、生前の祖父に占い師のような一面があったという事実を聞いた覚えはなく、困惑する投稿者。しかし、そんな投稿者に追い打ちを掛けるかのように、新たな不思議な遺品が発見されます。

その箱開けるべからず…しかし

それは、黒塗りに赤い飾り紐がかけられた小さな箱でした。

さすがに不気味で不穏なものを感じた投稿者は、そこで伯父に電話で相談をしますが、そこで返ってきたのは思わぬ言葉だったのです。

「その箱は預かりものだから絶対に開けるな!明日にでも持ってこい!」

しかし、好奇心に負けた投稿者は伯父との約束を破り、箱を開けてしまいます。

中から出てきたのは「鳥仔捉○」(最後の文字が判別不可能)と書かれた赤い紙と、銅製の壺のような物でした。壺に蓋なく、振ると水っぽい音とコンコン何かがぶつかる音が聞こえるとのこと。

小箱の開封を機に、投稿者が立てたスレッドはここへきて一気に祭り状態へ突入。

「それマジでヤバいよ…」

そうした意見が大半を占める中、キーパーソンの伯父が現物を確認するため投稿者の元を訪れる展開に。
慌てた投稿者は開けてしまった事実を隠すため、箱の中には壺の代わりとして“パセリの小瓶”を入れて渡すという偽装工作に出ます。そして、肝心の壺は自分のポケットに…

その後、投稿者の元には見知らぬお婆さんを連れた伯父が訪れ、箱を回収。その際、お婆さんは投稿者に対し、以下のような言葉を残します。

「中の物には触れていないか?」

「ここで開けるわけにはいかない」

「(灰っぽいのが入った袋を渡されて)寝るまでに足で踏んどおくように」

…そこで、完全に“死亡フラグ”が立ったことを確信する投稿者。

それでも、ポケットに隠し持つ壺の中身を確認したい気持ちは抑えられず、投稿者はスレッドの中で“一緒に壺を開けてくれる勇士”を募ったのです。

現れた勇士…暴挙の果てに

やがて現れた一人の勇士。

その人物と連絡先を交換した投稿者は、待ち合わせ場所か ら近い喫茶店に移動し、いよいよ壺を開ける段取りに入ります。しかし、予想以上に固く閉ざされた壺を前に、悪戦苦闘する二人。素手での開封は困難と判断す ると、今度は喫茶店のマスターから借りた“パイプレンチ”を手に再度試みます。

ところが、そこで思わぬ事態が発生。なんと、力を入れ過ぎたためか、壺の底部が曲がってしまうという最悪の結果に…もちろん壺は開かずじまいです。

そうこうしていると投稿者の電話が鳴り、偽装工作のパセリの小瓶が見事にバレたことを伯父から聞かされます。そこで自暴自棄になった「勇士」が、喫茶店のトイレで「壺を地面に叩きつけてみる」という暴挙にでて、見事ツボは開いたのです。

中から出てきたものは、鳥の模様が入った小さな陶器と“干物”だったそうです。

ちなみに、偽装工作がバレタ投稿者は、伯父から「アレに触ったのか!?」という言葉を浴びせられたと言います…

気になるその後の展開…
伯父による突然の書き込み

その後、スレッドには突然「投稿者の伯父」を名乗る人物による書き込みが投稿されます。

この度は甥がご迷惑をお掛けして申し訳ない。本人も冗談半分で書いたことを認め、反省している。写真はパソコンで加工し、箱などは古道具屋で調達したもの。今後はこのような行為はしないよう言いつけるので、どうかご容赦願いたい。

そのまま受け止めるなら、完全なる自作自演…つまりは“釣り”だったということに。この書き込みには、スレッド内でも「いくら釣りでもこの展開はないだろう」という意見が飛び交いますが、この突拍子もない展開が逆に「信憑性を帯びている」という流れに一転。

つまり、

「そこには、無理矢理“釣り”にしてでも隠したい事実があったのではないか?」

という解釈です。

この話の真実はというと、現状では“釣り”であった可能性が濃厚となっています。しかし、それを証明できるだけの根拠がないもの、また事実。なぜならそれは、今回の話が“インターネット上”での話題であるから。

面識の無い者同士が、文字のみで意見を交わすインターネットの世界。それこそが、今回の話を生み出した元凶なのかもしれません。

出典:
chikatomo.doorblog.jp