【ファン必見!】007スペクターの魅力に迫る!

映画 007 スペクター ジェームズ・ボンド ダニエル・クレイグ
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トリビア
画像: aqva0128.hatenablog.com
シリーズ24作目になる007 スペクターが去年の12月7日に公開されました。

スヌーピーと同時公開ということで注目を集めましたが、アメリカの映画ランキングでは007 スペクターが初登場1位を獲得。

イギリス国内では「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のこれまでの約44億4205万円を大きく上回り、オープニング成績で約76億8790万円とイギリス映画史上における歴代最高を記録。
 
画像:ひかりTV

オランダやフィンランド、ノルウェー、デンマークでもオープニング成績でそれぞれの映画史の記録を塗り替え、世界興行収入は日本円で約1000億円を突破しました。

日本でも007の人気ぶりは健在で、オープニング土日2日間で26万2663人を動員し初登場1位を獲得。

さらに2013年に発売されたブルーレイの二枚組DVDの前作「スカイフォール」はボンド誕生から50周年ということも相まって、オリコンDVDランキング1位で日本での007シリーズ最高売上を達成しました。
 
画像:cloudair.hateblo.jp

最近ではバラエティー番組でもテーマ曲がパロディとしてBGMに使われていたりするので、おなじみの方も多いのではないでしょうか。

ショーン・コネリーがボンド役を演じた「007は二度死ぬ」では日本が舞台となっています。
 
画像:フォト蔵

ボンドガール役に浜美枝と若林映子が、日本の秘密警察局長というよくわからない謎のポジションで登場したタイガー田中役では丹波哲郎が出演。

ちなみにトヨタ・2000GTがボンドカーとして登場します。

ボンド役のダニエル・クレイグは最も好きなボンドカーとしてトヨタ・2000GTを挙げたそうです!
 
画像:ナリナリドットコム

007 スペクターの魅力に迫る

※ネタバレ注意
 
画像:cinema-frontline.com

さて、今作スペクターですが、21作目のカジノロワイヤルから俳優のダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を務めており、次いで22作目の慰めの報酬、23作目のスカイフォールとストーリが見事に絡み合っています。

これまでのシリーズ史上最高額の約3億ドルもの制作費を投じたスペクター。

そのスケールも凄いですが、メキシコで毎年11月1日と2日に行われる冒頭での死者の祭りの再現には約1500人が撮影に参加し、ヘリコプターでのバレルロールと呼ばれる背面飛行を駆使した命懸けの危険なアクロバットシーンはまさに圧巻でした。

スペクターというサブタイトルは実は第一作目ドクターノオに登場した犯罪組織の名前です。

膝の上にペルシャ猫を乗せたかつてのボンドの宿敵が、過去の作品へのオマージュとしてスクリーンへ還ってきました。

サム・メデスン監督はリアリティーのあるアクションシーンに徹底的にこだわっっており、極力CGを使わずに撮影するほどで今までのシリーズ以上に気合が伝わります。

列車の中での格闘シーンではやけにガタイが良くてパワーが凄まじいと思っていたらそれもそのはず、本物のプロレスラーが出演しているではありませんか。

世界最大のプロレス団体WWEで6度も世界王者を獲得した元プロレスラーであり、現在は俳優としても活躍中のデビッド・バウティスタがボンドを追い詰めるヒンクス役として登場し、ボンドを苦しめます。

モロッコで行われた爆発シーンでは半径32キロメートルに渡って警告を出し、8418リットルの燃料と33キロの爆薬を使った失敗の許されない大掛かりな撮影となり、映画史上最大の爆破シーンとしてギネス記録に認定されました。

ダニエル・クレイグの苦悩

画像:ciatr.jp

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの007ですが、実はボンド役がダニエル・クレイグに決まったとき、ファンや批評家からは否定的な声も上がりました。

それまでボンドを演じてきたショーン・コネリーやロジャー・ムーア、ピアース・ブロスナンといった往年の名優と何かと引き合いにされてしまうのは人気シリーズであるが故の宿命なのでしょうか。

これにはダニエル・クレイグ自身も雑誌のインタビューで「自分の名前で検索したら何ページにも渡って批判するような内容が書かれていて、どうしてこんなに残酷なことが書けるんだと落ち込んだ」と語っています。

ところが、2006年にいざカジノ・ロワイヤルの公開が始まるや否や見事に前評判を覆し、新しい世代のファンも獲得するなどして5億9423万ドルもの興行収入でそれまでのシリーズ最高記録だった2002年の『007 ダイ・アナザー・デイ』を上回るほどの大成功となりました。

原作の設定とイメージが違うという意見があったにも関わらず、その逆境を撥ね退けてダニエル・クレイグ演じるシリーズ初の青い目をした金髪のボンドは今では世界中を熱狂させるまでになったのです。

ダニエル・クレイグ演じるボンドの魅力もさることながら、それまでのシリーズとは思い切った路線変更を図り、ボンドだって生身の人間なんだ、酒に溺れることだってあるんだ、決して不死身ではないんだ、という部分を敢えて強調することでアクションにもより緊張感が加わり、リアリティーと人間ドラマ溢れる共感が生まれたのではないでしょうか。

ボンドカーの魅力

制作費に1億5000万ドルを投じたカジノロワイヤル。

ボンド映画といえば、アストンマーチンやBMWの流れるような曲線のボディフォルムや迫力のあるエンジン音、慰めの報酬でも見られたようなカーチェイスもかっこよくて非常に魅力的ですよね。

カジノロワイヤルではストーリーの中で連れ去られたボンドガールを救うために車で追跡するシーンがあるのですが、そこでボンドの乗ったアストンマーチンDBSが派手に横転。
 
画像:james-bond007.jimdo.com

そのシーンは中々上手く行かず撮影に難航したそうです。

そもそも車は安全面を考慮してそう簡単にはひっくり返らないよう設計されているので当然と言えば当然ですよね。

撮影当初は傾斜のある台にタイヤを乗せて傾けようとしたようですが、重量約1トン近くもある車体はその程度ではびくともしません。

そこで撮影班はそのシーンのためになんと専用のキャノン砲を考案。

強力に圧縮させた空気を放つ勢いで無理やりひっくり返そうとするアイディアを試みました。

その結果、キャノン砲の威力が予想を遥かに大きく上回り、スタントマンを乗せたアストンマーチンDBSは宙を舞うように7回転半も横転。

撮影中に車を世界で一番横転させたことでギネス記録を獲得しました。

ジェームズ・ボンドとテロリストの陰謀

しかしながら、007映画の魅力はアクションシーンが派手なだけではありません。

世界的にも世論の関心が高まっているその時の国際情勢や社会問題、流行などをストーリーの中にさりげなく反映させることで今までの時代を風刺してきました。

60年代の冷戦時代が続いて世界的もに緊迫した空気が漂っていた頃に制作された「ロシアより愛をこめて」や「死ぬのは奴らだ」では敵が旧ソ連に関係があったり、スターウォーズの影響でSF映画が流行り始めた時期にあたる「ムーンレイカー」ではなんと、ボンドは宇宙へ飛び出しています。
 
画像:楽天市場

今となってはアメリカと旧ソ連が宇宙開発に本格的に乗り出し始めて競い合い、1969年にアポロ11号が月面着陸して全世界が宇宙への期待で湧き上がっていた頃の活気に満ちた時代の名残を感じさせますね。

カジノロワイヤルではテロリストに航空機を墜落させてその航空会社の株価を大幅に下落させ、株を空売りすることで大金を稼ごうと非常に手の込んだことを企てる人物が登場しますが、
こういったタイプの悪役は今までのシリーズには見られませんでした。

株の空売りとは信用取引の一つで、通常の株取引は購入した株が値上がりすればその分の配当で利益を出せますが、空売りの場合はその逆です。

証券会社から借り受けた株が値下がりすればするほど利益を生み出せる仕組みになります。

例えば1000円の株式を借り付けて、市場へ売ります。その株式が値下がりして800円になったと仮定します。

そして、800円に値下がりした株式を証券会社へ返済しました。

この場合、最初に借り付けた時点では1000円だった株ですが、その後に200円値下がりしたので実際に返済するのは800円になり、差額の200円分の利益を得たことになります。

ストーリーの中でボンドはその株の空売りで大金を稼ぐためにテロリストを利用した航空機の爆破テロを阻止するべく奮闘します。

航空機を墜落させることで株価を暴落させ、その値下がりした航空会社の株を空売りすることで莫大な利益を得るという目論み。

その筋書きだけを見ると、現実として起きたある事件と重なります。

実は9・11の同時多発テロ事件が起こる数週間前にユナイテッド航空とアメリカン航空の株が大量に空売りされていたのです。

それもあの空前絶後で未曾有の悲劇が起こるのを事前に知っていたかのようなタイミングで。それは果たして本当に単なる偶然だったのでしょうか。

それは後に史上最大規模で最も悪質なインサイダー取引と言われることになりました。

他にも9・11の事件に関しては幾つか不審な点が見られています。

世界貿易センタービルで働いていた4000人もの職員が事件当日に有給休暇を取っていた。

飛行機の燃料だけであれだけの建物を倒壊させるほどの大爆発を起こすのは不可能なのではないか。

事前にダイナマイトが仕掛けられていた形跡が見られた。

いずれも真相は全て藪の中です。

話がだいぶ脱線しましたが、前作23作目の「スカイフォール」ではサーバーテロなどの現代の新たな脅威をテーマにしています。

日本でも昨年不正アクセスによって日本年金機構から個人情報が流出した事件もまだ記憶に新しいこともあり、サイバーテロやセキュリティ対策といった問題はもはや映画の世界だけでの絵空事ではなくなっています。

人気作品だからと言って決して甘んじずに今までの良い部分をオマージュしながらもその時々の空気に迎合し、常に新しい挑戦をする007。

50年以上も前からずっとシリーズで作り続けている映画なのに関わらず、最新作を見ても決して古臭さを感じさせずにフレッシュな印象を与え続け、ファンの心を離さずにいるのはそういう所以なのかも知れません。

すでに最新作を鑑賞された方も、まだご覧になっていない方も、007シリーズ、これからも是非応援して行きましょう。

出典:
cinema.pia.co.jp
moview.jp
gqjapan.jp
oricon.co.jp
tanaorosu.blog67.fc2.com
asyura2.com

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