ツチノコ人気再来‼ 蛇かトカゲか、それとも……人間の脳が作り出したものか!

ツチノコ UMA ヘビ説 トカゲ説
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2016/08/14
超常現象・怪奇事件
ツチノコ(槌の子)とは、日本を代表するUMA(未確認生物)の一つであり、主に離島を除く本州を中心に目撃されています。

岐阜県飛騨縄文遺跡や長野県富士見町の札沢遺跡から出土された縄文土器には、ツチノコに大変良く似た生物が装飾されており、日本書記や古事記にもその存在となるものが記されているようです。

作家・田辺聖子氏が1972年に手掛けた作品『すべってころんで』。

この作中にツチノコを捕獲することに奮闘する登場人物が描かれており、これをきっかけにツチノコの知名度が上がったようです。

更に翌年1973年には『釣りキチ三平』で広く知られている、漫画家・矢口高雄氏が『幻の怪蛇バチヘビ』を著作。この作品が更なる火付け役となりツチノコブームが起こりました。

ツチノコの主な特徴

・瞬きをする
・2~3mと高くジャンプする
・チーという鳴き声をもつ
・大変素早く、体を屈伸させながら進み、時には自分の尾を咥え、輪の状態になり転がる
・寸胴な蛇とは異なり、首らしきものや小さな尾がついてくびれている
・体長30~80cm
・斑点や線などのある体色
・猛毒
・頭を高くした姿勢がとる
・アルコールを好む

このように様々な特徴があるといわれているようですが、中には話すツチノコもいるというトンデモ話まで存在するようです。

こうして特徴を並べてみますと、蛇に似て非なる生物なのがわかりますね。

ツチノコの正体は?

次にツチノコの正体について、様々な議論が交わされている中から、有力な説を2つピックアップしました。

1.ヒメハブ、ヤマカガシ、マムシといった日本原産の『ヘビ説』

これらのヘビは毒をもっており、大きな獲物を飲み込んで腹部が膨れた姿は、一見して通常の蛇とは随分異なる印象のようです。その姿はまるでツチノコを連想させるような形をしています。

特にヤマカガシにおいては地域差により、体色は異なるものの、赤や青、黒い斑点などの「模様」をもちます。

捕食時には特有の行動である「ジャンプ」、威嚇行動をする場合は「頭を高く持ち上げた姿勢」をとるようです。

しかしツチノコの特徴である瞬きをそれらの蛇はしないなどといった指摘がされています。

2.アオジタトカゲ、マツカサトカゲ(オーストラリア原産)といった外国産の『トカゲ説』

日本のトカゲはニホントカゲ、カナヘビといった小型のトカゲを中心に分布しています。

それに対し、オーストラリアのトカゲは日本のトカゲに比べ、その何倍もの大きさになる種類が存在しており、その中に身体も太くて頭部が大きいツチノコによく似た特徴を持つアオジタトカゲやマツカサトカゲというトカゲもいます。

近年日本においてもオーストラリア原産のアオジタトカゲやフトアゴヒゲトカゲといった中型のトカゲを中心にペットとして飼育されており、その逃げ出したトカゲがツチノコの正体なのではないかと推測されています。

ただ蛇とは違い、脚があるのでそもそもツチノコと見間違うことはないとの反論の声もあるようです。

もしかしたら、あなたはツチノコを目撃しているかも?

ツチノコを巡って様々な説や反論が存在していますが、それなのにも関わらず蛇や海外産のトカゲをツチノコと見間違える事は、果たしてあるのでしょうか。

我々人間は認知心理学の概念にある『スキーマ』という、日常では欠かせない枠組みの知識を持っており、無意識にそれを使用し効率よく生活をしています。

例えば、「草むら」「足がない」「黒い棒状の体」「床を這う」「にょろにょろ」といった断片的な特徴を述べても多くの方は蛇を連想するのではないでしょうか。

このように何らかの識別する際、自分の記憶にカテゴライズされた一定の枠組みの知識『フレーム』があり、その対象がどのフレームと結びつきがあるのかを特定。

更に拡散していくように知識から知識へ繋げて検索(想起)しています。この認知過程をスキーマといいます。

では海外のトカゲ説についてはどうでしょう。トカゲといって連想するのは、身近に存在するカナヘビなどの小型のトカゲ。

または大型爬虫類としてある程度認知のあるグリーンイグアナを連想することが一般的ではないでしょうか。

もしも日本の野外という条件下で瞬時にあまり見慣れない爬虫類と遭遇した場合、太さや大きさなどからトカゲだと想起し判断するのは難しいといえます。

ツチノコについて予め見聞きして予備知識がある状態の場合には、その情報が優先された結果ツチノコであると判断する可能性は充分にあるでしょう。

蛇説においても、蛇は細長いものだと認識するのが一般認識です。大きな獲物を飲み込み、横に太く膨らんでいる状態の蛇を見たことがない場合、蛇以外の生き物を想起してしまうのではないでしょうか。

そしてこれらの事を踏まえたうえで逆に考えてみると、今まで見た蛇やトカゲだと思っていたものが、実はツチノコだったと考えることもできます。

一瞬見ただけではその判別がつきにくく、もしかしたらかなりの数の方が蛇やトカゲだと思ってツチノコを見過ごされているのかもしれませんね。

ここまでトカゲ説と蛇説について取り上げてきましたが、実はトカゲと蛇の特徴を丁度持ち合わせた『ヨーロッパヘビトカゲ(バルカンヘビガタトカゲ)』というトカゲがいます。
 
画像:ACTIVE ZOO

ヨーロッパヘビトカゲはバルカン半島からカスピ海の西アジアに生息しており、アシナシトカゲ科の中では最大種で全長120㎝。

トカゲなのにも関わらず、蛇のように脚が退化しており、瞼を持っているので瞬きをすることができます。

更に尾で体を支え垂直に立ち上がることも可能であり、丁度ツチノコのような存在であるといえます。

このトカゲのように蛇とトカゲの両方の特徴をもった生物は存在しており、目撃情報のような外見や特徴の生物が存在していてもおかしくないのではないでしょうか。

尚、 ツチノコは様々な地域で懸賞金がかけられており、中には生け捕りではない状態(死骸の状態)であっても億単位の懸賞金がもらえる場所も存在しています。捕 獲する企画から、町おこしや地域活性化にも繋がっており、ツチノコはその土地のシンボルとして活躍しながら、現在でも注目されている存在のようです。

興味をお持ちの方はぜひこの機会にツチノコの捕獲に挑んでみては如何でしょうか。

参考
occultic.net
ウィキペディア
next.spotlight-media.jp
scoby.blog.fc2.com
blog.goo.ne.jp
世界の不思議.net
blog.livedoor.jp
blog.zukan.net
conoce-japon.com
ウィキペディア
ウィキペディア