映画『タイタニック』に隠された古代の難問!!究極の選択にどうする!?

タイタニック タイタニック号沈没事故 カルネアデスの板 トロッコ問題
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2017/03/10
都市伝説
映画『タイタニック』は1997年にジェームズ・キャメロン監督で制作されたアメリカ映画です。

映画は、1912年に起きたタイタニック号沈没事故の史実を基に、その中で繰り広げられる貧しい青年と上流階級の悲劇の恋物語を描いています。

映画の終盤で沈没した船から凍て付く海に放り出される場面があります。

2人が船の残骸となった一枚の板に必死にしがみつく場面を覚えている方も多いのではないでしょうか。

一枚の板は人ひとり分の重さに耐えられるが、2人が板の上に乗ろうとすると板は重みに耐えられずに沈んでしまう場面です。

究極の選択を迫られるという映画『タイタニック』のクライマックスシーンです。

この究極の選択の場面は難問「カルネアデスの板」をモデルにしているといえるでしょう。

カルネアデスの板は、究極の選択を迫られた時にあなたならどうするか、という古代ギリシャから伝わる寓話です。

現代でも倫理や法律などの分野で多方面に渡って議論されています。

今回は、究極の選択にまつわる2つの問題を紹介します。

あなたは究極の選択にどのように答えますか。

カルネアデスの板

一隻の船が難破します。乗組員は海へと全員投げ出されます。

男は溺れないように壊れた板切れにすがりつきます。

すると自分と同じ板切れを掴もうとする人間が1人現れるのです。

しかし、2人が板切れに掴もうとすれば板切れもろとも2人共沈んでしまいます。

男は後から来た者を突き飛ばして殺してしまうのです。

男はその後に救助され、殺人の罪で裁判にかけられましたが罪には問われませんでした。

これは古代ギリシアの哲学者であるカルネアデスの究極の選択にまつわる寓話です。

現代でも緊急避難の例として挙げられ、法律の諸問題にもしばし使われる寓話です。

ちなみに映画『タイタニック』では相手を突き飛ばして殺してはいません。

カルネアデスの板の寓話と映画は究極の選択を迫られるという状況だけが同じといえます。

一枚の板に1人しか助からないという状況から映画『タイタニック』は、カルネアデスの板をモデルにしていると言えるのではないでしょうか。

トロッコ問題

制御不能のトロッコが猛スピードで走っています。

前方には5人の作業員がいます。彼らはその場を避けることもできない状況にいます。

このままでは5人はトロッコにひき殺されてしまいます。

あなたは路線の分岐器の前にいて、トロッコをもう一本の別の路線へと走らせることができます。

しかし、その別の路線にもその場を動けない1人の作業員がいます。

トロッコの進路を変えられるのはあなただけです。さて、どうしますか?

この問題は「人を助けるために他の犠牲を許すか、許さないか」という人間の根源的な部分を扱っています。

人間の倫理・道徳に訴える問題は複雑化する現代社会でますます必要になっていると考えられるのではないでしょうか。

今回紹介した2つの問題にあなたはどう判断しますか。

​自分は海に投げ出されることも無ければ、トロッコの分岐器を手にすることもないと思われるでしょう。

しかし、人の命や運命を左右する選択は誰にでも起こりえることだと言えます。

その時あなたはより正しい決断を下せる自信はありますか。

参考サイト:
思考の部屋
WIRED