人間の驚異の能力!?死後の世界を脳科学の角度から迫ってみた!!

死後の世界 臨死体験 脳科学
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2017/08/25
超常現象・怪奇事件

死後の世界

1992年初夏、イタリアで5歳の少年が車に跳ねられるという事故が発生した。少年はすぐさま病院に運ばれ、手術を受ける。大けがを負ったが幸い命は取り留めた。しかし少年の意識は戻らず、昏睡状態が続いた。

意識を失って4ヶ月が経過した時、少年は意識を取り戻した。すると、少年はそばにいた父親に向かって奇妙なことを語り始めた。それは、亡くなった祖父母に出会ったという信じがたい告白だった。4ヶ月の昏睡状態の中で死後の世界を体験したというのだ。

少年の話では、光のトンネルのようなものを潜って天国に辿り着いた。そこには写真で見たことのある祖父母に「お前はまだ来るべきではない」と諭されたと言う。さらに少年は、天国で祖父母と一緒に遊んだり歌ったりしたことも父親に話した。

少年の告白について父親は信じられない様子だった。少年は、祖母から教わった歌を父親の前で披露した。すると父親は驚愕した。それは確かに祖母が好きだった歌の一節だった。父親は昔からその歌を子守歌代わりによく聞かされていたのだ。

しかし、父親は少年の前でその歌を歌ったこともなければ、教えたこともない。少年が、祖母の好きだった歌を知っているはずないのだ。少年は知るはずのない祖父母の特徴を言い当てたということになる。それは、死後の世界に行って祖父母に会ったということなのだろうか。

脳科学

少年は本当に死後の世界に行って祖父母に会ったのだろうか。そして、死後の世界は本当にあるのだろうか。その謎を脳科学の角度から解き明かしてみる。

人間の脳の中で記憶を司っているのは側頭葉といわれている。側頭葉は他にも言語、聴覚も関係している。人間は脳の側頭葉を刺激されると過去を思い出す場合があるという。

脳への強い刺激や心臓停止の際に側頭葉は異常に活動して記憶が蘇ることもあるそうだ。これが、いわゆる「死の間際に走馬灯のように過去を振り返る」の原理ではないかともいわれている。

側頭葉の刺激で記憶が蘇り、過去を思い出すのではないかということだ。エピソードに当てはめると少年はおそらく交通事故で脳の側頭葉に強い刺激を受けて、昏睡状態のさなか過去の記憶を呼び出してしまったのではないだろうか。

驚異の能力

また脳には人間が思ってもいない驚異の能力があるという。本人が忘れてしまった細かな過去の記憶も脳は覚えているというのだ。人間がすべての記憶を覚えていたら生活に支障があるため、脳が記憶を抑えているのではないかといわれている。

側頭葉に刺激を与えたことで、本人も忘れていた記憶が思い出されたとも考えられるのではないだろうか。それが過去に亡くなった祖父母の特徴であり、好きだった歌の一節だったのではないだろうか。

そもそもエピソードでは少年が生まれた時点で祖父母が生きていたかどうかはわからない。5歳の少年が生まれる前に祖父母は他界したのか、少年が生まれてから祖父母が亡くなったのか明記されていない。

もし、少年が生まれた時に祖父母が健在であったなら、少年の脳に祖父母の記憶があったかもしれないのだ。少年が赤ん坊の時に、祖父母の特徴を見たり、祖母が歌の一節を子守歌で歌っていたかもしれないのだ。(赤ん坊の時の記憶が残るかはまた別問題だが、この場合に赤ん坊の時の記憶は残るとする)

では少年が生まれる以前に祖父母が亡くなっていた場合はどう説明できるのだろうか。おそらく少年が赤ん坊の時に、父親が祖父母の特徴を教えていたのではないだろうか。父親はあくまで今の5歳の少年には教えていなくても、赤ん坊時代には教えていたということだ。

父親には赤ん坊の時の少年が祖父母に関する話を覚えているわけがない、という認識があったのかもしれない。または父親自身が教えたことを忘れている可能性もある。しかし、赤ん坊時代でも少年の記憶にはしっかり残っていたのではないだろうか。

結論

イタリアの少年が体験した死後の世界は珍しいことではない。臨死体験を経験した人のなかには「光のトンネル」の他に「光に覆われた」「トンネルを抜けた」などの報告もあります。またそこで亡くなった人と会うこともあるようです。

死後の世界は人間が作り出した夢かもしれませんし、脳の異常反応かも知れません。はたまた本当に霊的な死後の世界があるのかもしれません。真実はわかりませんが、多数の方が同じ経験をしていることは世界から見ても確かなようです。

今回紹介した脳科学の角度から見た死後の世界はあくまで仮説です。人間の脳は未知数のため今の脳科学では解明できないことも多くあります。いつの日か人間の脳が解明されることを願っています。その時、死後の世界も明らかになるかもしれません。

参考サイト:
世界の怪事件・怪人物