2億ドルを偽造した犯人の意外な結末!?世界を欺いた偽札事件3選!!

中国偽札事件 フランク・ブーラッサ チ-35号事件
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2017/08/31
超常現象・怪奇事件
今回は世界の偽札事件を、中国、カナダ、日本から1件ずつ紹介します。

偽造防止として1万円札についているホログラムも中国で偽造されてしまう昨今ですが、今回取り上げたのはそういった最新の技術とは少し違った、人間が紙幣を偽造することの背景などが垣間見える事件です。

中国

最初の紹介するのは中国偽札事件。国有銀行のATMからも偽札が出てくると言われるほど偽札の多い中国ですが、2016年12月、1千万元以上の偽札が流通していたことが発覚しました。日本円に換算すると約1億6千万円。内陸部ではまだまだ物価が安いことを考えると、侮れない金額です。

案の定、販売は犯罪組織がやっていたのですが、驚くべきはこの偽札を製造したのが23歳の普通の青年だったこと。CADや印刷機などの扱いに熟達していたこの男は、「マンションを買って結婚」という夢のために偽札の製造を始めたそうです。ですが結局は当局に逮捕されて、その夢も露と消えました。

カナダ 

2億ドル!日本円に換算して200億円を超えるドル紙幣を偽造した男がカナダにいます。名前はフランク・ブーラッサ。この男がまずやったのはインターネットで20ドル紙幣に使われる原紙の配合(綿75%リネン25%) や偽造対策を入念に調べること。意外と情報が流通していたそうです。

その後30万ドルをかけて印刷設備を購入し、スイスの印刷会社にサンプルまで作らせたフランクですが、2012年5月に逮捕されました。しかしたった6週間服役しただけで釈放。その理由は映画などでよく見る司法取引です。2億ドル分の偽札と印刷機の在り処を警察に教えることで自由を手に入れたわけですね。

日本

今でこそ世界一偽造しづらいと言われる日本の紙幣ですが、ほんの50年ほど前にはまだ偽札事件がありました。そのひとつがチ-35号事件です。警察のコードで「チ」は千円札が偽造された場合を表し、これが37番目の偽札事件だったことからこの呼び名になりました。

1961年12月~1963年まで、343枚の千円札が流通しただけの事件がなぜ伝説になるのか。それはチ-37号が「日本の偽札史上においてもっとも美しい」と言われるほど精巧な偽札だったことと、この事件が未解決のまま迷宮入りになったことによります。肖像の目尻をほんの少し修正するなど、犯人の執拗なこだわりも当時話題になりました。

まとめ

現在の日本の法律では、紙幣を偽造すると「無期または3年以上の懲役」になります。この記事を読んでも絶対に偽札を作ろうなどとは思わないように。