ゲシュタルト崩壊は自我の危機!?やってはいけない鏡への問いかけ!!

人体実験 ゲシュタルト崩壊 ナチスドイツ
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2017/09/08
都市伝説
鏡に関する逸話や伝説は、世界各地で見られます。自分の姿が映るという不思議な性質から、何らかの魔力があると信じられてきたのでしょう。日本の都市伝説にも鏡が登場するものがあり、特に怖いのが「鏡に向かって『お前は誰だ』と言い続けると、自我が崩壊してしまう」というものです。この説について検証してみましょう。

ゲシュタルト崩壊

「お前は誰だ」によって自我が崩壊するとされる根拠は、「ゲシュタルト崩壊」という現象にあります。簡単に説明すると、同じものをずっと見続けることによって、「これってこんな形だったかな?」と認知に支障をきたす現象です。特定の漢字をずっと見たり何度も書いたりしている時に発生します。

同じことが人間の外見にもいえるのなら、鏡に向かって「お前は誰だ」と言い続けることで、「私ってこんな顔だったっけ?」という疑念が生まれます。やがて、鏡に映っているのが誰なのかもわからなくなり、自我が崩壊してしまうのです。

ナチスドイツ

「お前は誰だ」がいつごろから知られるようになったのかは不明ですが、一説によるとナチスドイツによる人体実験が発祥だとされています。

10日間続けると様子がおかしくなり、1ヶ月で自我が崩壊してしまうという結果が出たようですが、この辺りは眉唾ものです。ナチスの実験の詳細は戦後明らかになりましたが、その記録にも含まれていません。

ただ、ゲシュタルト崩壊という言葉が、ドイツ語のGestaltzerfallから来ているのは事実です。そのため、ドイツ=ナチスという安直なつながりが生まれ、発祥がナチスの人体実験だという説が広まったのかもしれません。

実験結果

「お前は誰だ」のいいところは、嘘かどうかを簡単に確認できることです。ネット上には、実際に「お前は誰だ」をやってみた人のレポートが多数アップされており、動画も見られます。言うまでもありませんが、実験した人は無事でした。

実験期間が短かったから無事だったのだという指摘もありますが、そもそもどれくらい続ければ自我が崩壊するのかはわかりません。何時間・何日にもわたって同じ行動を繰り返していれば、精神が疲労しておかしくなる可能性はありますが、それはもうゲシュタルト崩壊とは関係ないでしょう。

自己責任

「お前は誰だ」は、真偽の確認が容易でありながら、今なお信じられている都市伝説です。実際にやってみて、もし本当に自我が崩壊してしまったら……という恐怖が、確認をためらわせるのでしょう。

何より、本当に自我が崩壊してしまえば、その人はもう事実を報告することはできません。危ない実験は自己責任で行ってください。

参考サイト:
まとミミ