妖精は、西洋の自然の精霊として伝説上の生き物として伝わるわけですが、これもある意味では未確認生物(UMA)と捉えられるのではないでしょうか。
西洋以外でも東洋でも神話の中で、妖精に容姿の似た未確認生物は登場します。名称や物語は違えどその存在は後世に伝えられているわけです。
伝説上の生き物として妖精が本当にこの世に実在するのか、という疑問は明らかにされてきませんでした。しかし、2016年に興味深い標品が発見されました。それは「妖精の死骸」です。
妖精の死骸
2016年インカ文明の研究家たちは、メキシコで妖精の死骸と思われる標本を発見します。妖精と思われるその死骸は、人間に近い姿かたちを成していながら、そのサイズは手のひらに載る程度の大きさしかありません。背中に羽の生えた姿はまさに伝説通りの妖精といえます。発見された妖精の死骸は2体です。それぞれメキシコのDNA研究所で科学的調査が実施され、その結果は驚くべき内容でした。DNA鑑定の結果、一体の死骸からはヒトのDNA配列に極めて近いことがわかりました。ヒトとその死骸のDNAの配列は98.5%まで共通しているというのです。
またもう一体の死骸からは興味深い結果が出ました。そのDNAの配列は未だ発見されていない未知のものだというのです。ヒトはもちもんのこと哺乳類、その他の生物のDNAのどれにも該当しないことが判明しました。それは人類がまだ発見していない生物といえるのかもしれません。

妖精の真偽
妖精の死骸が本物か否かという真偽のほどは定かではありません。日本でも河童のミイラが発見されたと話題になりましたが、その真相は上半身を猿、下半身を魚のミイラを合成した偽物という話もあります。複数の動物の死骸を繋ぎ合わせ、加工した作り物は昔からあるのです。妖精のミイラと思しき死骸も、猿と何だかの鳥類の羽を合成した偽物である可能性も十分あるのです。先ほどのDNA鑑定の人間に近いDNAの配列というのも猿という可能性もあり、発見されていないDNAも疑わしいものです。
ただし、妖精であると肯定する研究者もいます。研究者の中には、X線撮影で複数の動物の繋ぎ合わせた形跡がみられないと、主張しています。つまり、妖精の死骸は本物であり、作り物ではないというのです。
本物か偽物かの議論は研究者の中でも白熱し、更なる研究が求められています。果たして真実はどちらなのでしょうか。今後の結果に注目が集まります。
参考サイト:
オカルトNEWS★かすぽ
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