縁起の良いとされる白蛇は神の使いか!!受け継がれる白蛇憑きの呪いとは!?

白蛇 白蛇の招魂
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2017/11/13
スピリチュアル
昔から白蛇は、縁起が良いと言われるほど神聖な生き物とされている。田舎では、毒蛇は殺しても白蛇は殺すな、という人もいるくらいである。事実、白蛇を神の使いとして祀る寺社は複数あり、白蛇を悪や邪として忌み嫌う人間は少ないように思われる。

しかし、この神の使いが悪さをするという話もまた少なからず存在するという。今回は、善くも悪くも白蛇にまつわる体験者の話をご紹介しよう。

善い白蛇

ある体験者は、白蛇を救ったことで困難から救われ続けているという。子どもの頃、蛇を拾って5年ほど育てていたという体験者は、その蛇が姿を消してからというもの、数々の不運と隣り合わせの生活を送ってきたそうだ。体験者の不運をいくつか挙げてみる。

・20段近くある階段を転げ落ちる
・トラックと事故を起こす
・割れたガラスが飛んできて、首を動脈のすれすれまで切ってしまう
・ポットを落として熱湯を被ってしまう
・包丁を落とし、足の指と指の間に突き刺さる

文面からしてもヒヤリとさせられる不運を、体験者は常に無傷で済んだり、命に関わらない軽症であったりして難を逃れている。偶然にも命が助かったという見方もできるが、体験者には心あたりがあった。それは、祖母から「神様が憑いている」と言われたことだ。

極めつけは祖父の葬儀でのことだった。体験者は僧侶から、「お前には、白蛇の神様が憑いている」と告げられた。この体験者は、これ以降も数々の危険な目に遭ってきたが、それを紙一重で回避してきたという。

育てた白蛇に恩返しをされているのか、また白蛇に憑いているから悪や邪なものに狙われているのか、真相はわからない。もしかすると体験者は、悪や邪なものの餌にされているのかもしれないのだ。

しかし、当の本人は白蛇に護られているという感謝の意を表しているようなので、この話での白蛇は概ね善きものと扱って良いのだろうと思う。

因習を持つ村

一方で悪い白蛇の話もある。

友人の誘いから体験者は集落へとやって来た。何でもその集落の言い伝えでは、遠い昔に大暴れした白蛇がおり、村に多くの災いを振りまいていたのだという。

苦心の果てに白蛇は封印され、塚に祀られるようになった。しかし、戦時中にその塚が壊れ、白蛇の封印が解かれてしまったというのだ。それ以降、その塚の周辺の家々では時々、蛇憑きの子どもが生まれてくるという。

蛇憑きの子どもは、舌が長かったり、肌に鱗があると伝えられる。また憑いた白蛇を落とすために経を唱えたとしても、白蛇はただ苦しむだけで祓うには至らない。このまま白蛇に憑かれ続けるとその子どもは衰弱死してしまうという。

そのため集落では、他人に蛇憑きを移す手法を取ってきた。白蛇は人に長期間も憑いていると離れなくなる。そのため村人たちは、定期的に人から人へと蛇憑きを移してきたのだ。それも老い先の短い老人がその役目を担うという。

体験者は、村で畑仕事をしていた老人に出くわし、好奇心から老人に蛇憑きの話の真偽を聞いてみることにした。老人はその話を当然のように知っていた。老人は“しらはぶのしょうこん”としきりに言う。それは、蛇憑きのことで、村では「白蛇の招魂」と呼ばれていた。

体験者は、老人から「家で茶でも飲んでいけ」と招かれたが、不気味なものを感じた。その時、老人の被っていた麦わら帽子が脱げ、その頭部にびっしりと鱗状の痣があるのが見えた。
それを見た体験者たちは、足早に集落を立ち去った。

善とは限らない

白蛇が崇められたのには理由がある。ひとつは当人にとって利益をもたらす存在。もう一方は、あまりにも白蛇の呪いが恐ろしいため、祀り上げることで怒りを鎮める目的があったのではないかとも考えられる。

どちらにしても、人間の理解の範疇を超えた存在であるのは明らかだ。いくら縁起物と名高い白蛇であっても、出会った場合はそっとしておくのが無難だろう。

​参考サイト:
怖い話まとめブログ