ロマノフ王朝の滅亡を予言!!怪僧ラスプーチンは死なず!?

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2018/04/05
超常現象・怪奇事件
20世紀初頭のロシアは荒れていました。当時のロシア帝国を支配するロマノフ王朝と餓えに喘ぐ民衆との革命戦争です。この革命戦争はいくつかの時期に区切られますが、総じてロシア革命と言われています。ロシア革命によってロシア帝国は崩壊し、ロマノフ王朝は滅亡しました。

ロシア帝国が負けるなど誰も予想できなかった歴史的事件です。しかし、このわずか1年前に、ロマノフ王朝の滅亡を予言した者がいます。それがロシアの怪僧ラスプーチンです。彼は常人とは思えない奇跡を起こし、時の皇帝に気に入られますが、しかし、それがロシア帝国の崩壊を導いたとも言われています。

今回は謎多きロシアの怪僧ラスプーチンを紹介します。

皇帝も認めた超能力

グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチンは、ロシアの貧しい村の出身でした。幼少期から特殊な能力に目覚めると様々な奇跡を起こしてきました。彼はヒーリング能力を携えた神秘的な子供だったのです。ヒーリングとは、手からエネルギーを放出して相手の弱っている箇所を治療する能力のことです。彼は霊能力者でもあったのです。

また成長すると不思議も体験するようになります。旅を繰り返している途中で、聖母マリア像の幻影を見たといいます。その奇跡の体験と彼の特殊能力から大衆を惹きつけて小さな教団まで作り上げます。人々は彼の演説や能力に魅了されていったのです。

その噂を聞きつけたロシア皇帝ニコライ2世はラスプーチンに興味を抱きます。ニコライ2世の息子アレクセイ皇太子は当時不治の病だった血友病に侵されていました。血友病とは、出血を止めても数日後には再出血を引き起こすという病です。皇帝は、彼の特殊能力で息子を病から救える、と考えたのです。

そして、彼のヒーリング能力と祈祷によってアレクセイ皇太子は助かりました。ニコライ2世から絶大な信頼を得た彼は、宮殿への自由な出入りを認められたばかりでなく、ロシアの政治にも口を挟むようになっていきます。

ラスプーチンの予言

皇帝一家から信頼されていたラスプーチンは次第にロマノフ王朝の権力を握るようになります。しかし、このような彼の言動を面白くないとみていたのが、ロシア貴族たちです。彼らは、ニコライ2世が利用されているような姿に我慢できなかったのでしょう。そして、遂にラスプーチンの暗殺を企てるまでになります。

この暗殺に気付いたようにラスプーチンはニコライ2世にある予言を伝えます。それが、のちのロシア帝国、ロマノフ王朝の滅亡を意味していました。予言には、自分の死がロシア貴族によるものならば、帝国は崩壊し、ニコライ2世とその一族は悲惨な最期を迎える、というものでした。

これは自身の暗殺に感づいて皇帝に助けを求めようとする発言にも聞こえます。しかし、このラスプーチンの予言が現実のものとなるのは、それから遠くはありませんでした。

青酸カリでも死なず

ラスプーチンの殺害を企てたのが、ユスポフ侯爵率いる暗殺者達でした。ユスポフ侯爵は自宅にラスプーチンを招き入れて青酸カリ入りの菓子を出します。青酸カリは、わずかな量でも致死量に達する猛毒です。青酸カリ入りの菓子を一口食べただけで死を迎えるでしょう。

しかし、ラスプーチンは菓子を平らげて死には至りませんでした。その光景に驚いたユスポフ侯爵は、続けて毒入りのワインを差し出しますが、これでも彼が死ぬことはありませんでした。焦った侯爵と暗殺者たちは4発の銃弾を打ち込みます。しかし、それでもラスプーチンは生きていたのです。

不死身な彼の姿はまさに怪僧といった言葉が相応しいでしょう。毒薬も銃弾も効果がないとわかった暗殺者たちは、金属の燭台で動かなくなるまで頭を殴打し続けました。ようやくラスプーチンが動かなくなるのを確かめると遺体を川に放り込みました。

翌日には遺体は発見されましたが、すぐに検視が行われましたが、驚くことにその死因はできしでした。これは殴打によってラスプーチンの息の根を止めたのではないという結果でした。川に放りこんだ時点でも彼は生きていたということです。

ラスプーチンの暗殺は1916年12月でした。その後、ロシア革命によりロシア内は大混乱となりました。1918年に、ニコライ2世とその一族は、ラスプーチンの予言通りに革命軍の手によって殺されます。そして、ロマノフ王朝は歴史から姿を消します。

実は、ラスプーチンは死の直前にもうひとつ予言を残していました。ロマノフ王朝全滅後のロシアは長きに渡って血の雨が降る、と唱えていたそうです。その後のロシアといえば、ソビエト連邦と名を変えて、独裁者スターリンによって多くの命が犠牲になったことは、歴史が証明しています。

参考サイト:
武将ジャパン