演者スタッフを恐怖のどん底に叩き落とした映画『オーメン』の呪い!

映画 呪い 事故 ホラー オーメン
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2018/04/23
怪談
1976年公開の『オーメン』は、悪魔の子供ダミアンの誕生を描いた映画です。ダミアンに関わった両親や周囲の人間が、次々に怪奇現象や悲劇に襲われる内容です。しかし、不幸は映画のなかだけではありませんでした。『オーメン』製作に携わった演者、スタッフとその周囲にも、まるで映画そのもののような悲劇が多発したのです。

今回は、現実に起こったとされる『オーメン』製作のウラ話を紹介します。

オーメン

まずは映画『オーメン』の内容をお話しします。6月6日午前6時に、アメリカ人の外交官ロバート・ソーンの子供が生まれてすぐに死亡します。妻キャサリンに我が子の死産を告げられなかったロバートは、同時刻に誕生した孤児を秘密裏に養子として引き取ります。養子の子供はダミアンと名付けます。

ダミアンは両親のもとですくすく成長していきますが、5歳の誕生日を迎えた頃からその本性を現していきます。誕生パーティーで乳母が首つり自殺し、そこから次々と奇怪な事件がダミアンを中心に起こり始めます。やがてバート・ソーンはダミアンの正体に気付くことになるのです。

ちなみに、悪魔の子であるダミアンには666のシミがあります。666とは、新約聖書の黙示録によれば、悪魔の数字(獣の数字)とされています。キリスト教を信奉する人が多い西洋人にとって悪魔(サタン)は、神に敵対する恐怖の対象でもあります。西洋では666は悪魔や反キリストとして恐れられているのです。

現実の悲劇

映画『オーメン』はアメリカの代表的なホラー映画として有名ですが、その舞台裏では映画さながらの悲劇が繰り返されていたと言われています。

ダミアンの父親であるバート・ソーン役の主演俳優グレゴリー・ペックは、映画クランクイン間近に実の息子を自殺で亡くしています。またグレゴリーと製作総指揮者メイス・ニューフェルドが搭乗した飛行機は、雷に打たれるという事故に遭遇します。2人に怪我はありませんでした。

これを知った映画関係者は、事前に自家用機を手配する予定でしたが、別の買い手に取られてしまいます。しかし、自家用機を買い取った者は、離陸直後のアクシデントに見舞われ、そのまま墜落死してしまいます。

またグレゴリー・ペックがいつも使用していた店で爆弾事件が発生します。幸いなことに、その日、グレゴリーはたまたま店に行っていませんでした。同じく、監督のリチャード・ドナーは滞在していたホテルで爆弾事件に巻き込まれますが、被害はなかったそうです。

映画の物語とリンクしている不幸といえば、視覚効果担当のジョン・リチャードソンの恋人が、首を切断されて亡くなったことでしょう。実は、映画でも主人公のバート・ソーンと共にダミアンの正体を探ろうとしたジェニングスが、首を切られて亡くなるシーンがあります。このシーンの視覚効果を担当していたのが、ジョン・リチャードソンだったのです。

視覚効果とは、画面上で観客に錯覚を起こさせる特殊な効果をいいます。自分が担当したシーンと同じ状態で恋人が死ぬというのは、あり得ない偶然です。

『オーメン』は、物語の中だけの悲劇ではなく、現実世界にも不幸の影響を及ぼした映画といえます。これは悪魔の呪いでしょうか。それともただの偶然が重なった不幸なのでしょうか。