【実話怪談】借金を返しておくれ!!少女に憑りついた老婆の訴え!!

実話怪談
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怪談
画像: Viaggio Routard on flickr
毎晩のように眠れない夜が続く娘がいました。母親も毎晩のことで困ってはいましたが、娘を寝かしつけなければなりません。そこで、彼女のベットで絵本を読むなどして過ごしていました。日が経つにつれて娘は母親に頼らずとも一人で眠るようになっていきます。

ある夜、娘が母親の部屋に訪れます。久しぶりに眠れないから頼ってきたと母親は思いました。しかし、娘の口から発せられた言葉はいつもの様子とは違っていました。娘は、部屋に年老いた女性が入ってきて、ベットで一緒に寝ようとする、と言うのです。

母親は、娘が怖い夢を見たのだと思って、彼女の部屋まで行き、誰もいないことを言い聞かせるとそのまま自分の部屋に戻っていきました。

翌日の夜も娘は母親の部屋に入ってきました。しかし、その雰囲気はもはや夢に怖がっている娘の表情ではありませんでした。母親のベットに近づくと娘は老婆の声で語り掛けます。
「何寝てるんだい、借金を返しておくれ!期限は過ぎてるよ!!」

それは娘の口調とも声も違っていました。母親は驚いて口を出すこともできませんでした。それは娘のイタズラとは思えないほどリアルなものだったのです。

しばらく母親を凝視すると娘はその場で倒れてしまいます。母親は何が起きたかわからず、娘を抱き上げますが、その日意識を取り戻すことはありませんでした。

母親は翌日から医者に娘を連れて行きましたが、原因は判明せず、謎の夢遊病の解決には至りませんでした。その間も夜になると娘は、母親に借金返済の催促をします。その時の娘は昼間の可愛らしい様子も無く、しわがれた声で問い詰めるのです。

解決策が見えず母親はノイローゼとなり、遂に娘の言う通りにいくらか金を渡します。すると、娘は金を数えて自分の子供部屋に戻ってきました。

いつもと様子が違うのが気になり、母親はそっと子供部屋のドアを覗き見ます。そこには見知らぬ老婆が娘のベットから抜け出し、そのまま窓から出て行く姿を目撃します。母親は窓に近寄って外を見ますが、老婆の姿はありませんでした。

それ以後、娘が夜に母親の部屋に訪れることもなく、おかしな老婆のような声も姿も現れませんでした。母親は、娘の夢遊病はもしかしたらあの老婆の幽霊が娘に憑りいていたのかもしれないと考えました。娘の身体から出て行ったのは、金を貰って気が済んだためと理解しました。

母親は夢遊病のことも老婆のことも娘には一切伝えていません。娘に要らぬ恐怖を与えないためと考えたからです。

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