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2018/07/24
伝説
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ブラジル 怪物 狼男 ロビスオーメン
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狼男は、満月の夜に人間が狼の姿に変身し、一種の半獣半人の怪物です。狼男は西洋の伝説上の怪物というイメージがあると思いますが、狼男に類似した怪物は、世界各地から伝わっています。そのひとつが、ブラジルのロビスオーメンです。

ロビスオーメンは、ブラジル版の狼男といったところでしょう。西洋の狼男と同じように、身体は人間で、頭部は狼という出で立ちです。直立歩行が可能なことから半獣半人の怪物とされています。容姿は西洋の狼男と同じようですが、ブラジルの狼男は、その他の設定が少し違うようです。

たとえば、狼男に変身するのは満月の夜に限らず、毎夜とされています。また狼男に噛まれた人間も狼男と化し、人間を襲います。そして、噛みついた狼男は、元の人間に戻るとされ、狼男に変身する負のスパイラルは永遠に続くといわれます。

ブラジルでは、7人姉妹の末に男の子が生まれると、ロビスオーメンになる話や狼の皮の上に寝転んで遊んでいるとロビスオーメンに変身するという話も伝承として残されています。

また他の伝承では、ロビスオーメンが人間の姿でいる時は、家畜の飼育場や十字路の影に潜んで、やってきた人間を襲うともいわれています。

ロビスオーメンの伝説は元々ブラジルが発祥ではありません。一説にはポルトガルの影響があったとされています。1500年以降、ブラジルの地に南ヨーロッパのポルトガル人が来航すると、ブラジルはポルトガルの植民地と化してしまいます。その影響からブラジルでは一部ポルトガル語が公用語となり、西洋の文化が入り込んでいった歴史があります。

ロビスオーメンの伝説も、その頃のポルトガルから伝わった狼男の話が、ブラジル特有の文化と合わさって生まれたとも考えられるわけです。ロビスオーメン(Lobisomem)はポルトガル語です。おそらく、ポルトガル語の狼(lobo)と人間(homem)を掛け合わせた造語でしょう。

ビスオーメンは、西洋の狼男の伝説とブラジル特有の文化が融和して生まれた怪物なのかもしれません。
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