危険度マックスのアメリカ実話怪談?酔っぱらい3人組にはご用心!!

アメリカ 実話怪談
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2018/08/08
怪談
これはアメリカで古くから語り継がれている実話怪談です。実話怪談の特徴のひとつは、時代と共に細部が変更されるという点です。同じ話でもその時代に沿ったアレンジが施されることがよくあります。それが長く人々の心を引き寄せる実話怪談の魅力なのかもしれません。

今回紹介する実話怪談『三人組』は、アメリカの古典的実話怪談を現代版に再構成した内容となっています。大きな変更点は登場する乗り物です。当初は「馬車」が使用されていましたが、現代版では「車」と明記してお届けします。

3人組

暗い夜道の森を車で運転していた夫婦の前に3人の男たちが現れます。彼らは夫婦が運転している車に手を振り合図を送っています。これはヒッチハイカーがよくやる同乗を求める合図でした。3人組は夫婦に、一緒に乗せてもらえないか、と懇願してきました。
車の運転をしている夫は彼らの願いに応えようとします。しかし、助席に座っていた妻は、強盗の可能性もあるため、3人組に関わることを拒否しました。しかし、夫は妻に耳を傾けず、3人組に声をかけ事情を聞き出します。

3人組の話によると、この近くの店で飲んでいたが、時間も忘れて飲み続け、終いには3人共帰れない状態になってしまったので、近くまで乗せていってほしいという頼みでした。そのうちの1人は酔いつぶれて眠ってしまい2人に担がれていました。

夫は、嫌がる妻の制止も聞かず、快く後部座席を3人に開放して同乗させました。妻は諦めて夫は車を走らせます。

しばらくして、3人組の1人が手洗いに行きたいと申し出ます。するともう一人も我慢ができないと言い出します。夫婦は呆れながらも車を近くに停止させて2人は森の木陰に走っていきます。車に残されたのは、夫婦と酔いつぶれて眠り続けている男だけとなりました。

しかし、30分以上待っても2人は車に戻ってきません。不審に思た夫婦は車から出て、辺りを見回しますが、2人の姿はどこにもありませんでした。夫婦は事情がよく呑み込めず、車に残されたもう1人を起こして事情を聞きだそうとします。

その時、夫婦は愕然とします。その酔いつぶれた男は眠っているのではなく、既に死んでいることに気づきます。あの2人は彼の死体を置き去りにして消えてしまったのです。夫婦が彼の首元を見ると、そこには首を切り裂かれた傷が生々しく残っていたのです。