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2018/08/16
スピリチュアル
ギリシャ神話 半人半獣 怪鳥 ハルピュイア
ギリシャ神話には多くの怪物が登場します。その中で特に異彩を放つのがハルピュイアです。ハルピュイアは、顔から胸まで人間の女性で、下半身と翼が鳥の、半人半獣の怪鳥です。伝承によっては、老婆の顔にハゲワシの翼、鋭い爪などの特徴が挙げられます。

長大なギリシャ神話のいくつかの物語に登場するハルピュイアは、ゼウスや冥界の王の手下ともいわれ、命令があればどんなに卑しく卑怯なことでも実行します。

たとえば、英雄が活躍する『アルゴナウタイの冒険』という物語では、予言者ピネウスを懲らしめる役を担います。神から授かった力を悪用するハルピュイアに、怒りを覚えたゼウスは彼を盲目にさせたうえ、食事時になるとハルピュイアが空から横取りするというものです。

元々ハルピュイアは意地汚く、食べ物に対して貪欲な描写があります。食欲旺盛なハルピュイアは、人々が食べ残した残飯を食い荒らし、どこでも汚物をまき散らす特性があるようです。

また戦場でのハルピュイアは、負傷した兵士や逃げ惑う弱った者を襲います。捕らえられた兵士はそのままどこかへと連れ去られてといいます。彼らにとっては、人間も捕食の対象なのかもしれません。

しかしハルピュイアの元を辿れば、ギリシャのクレタ島に伝わるつむじ風、竜巻の女神が変容したものとも伝っています。一概に、卑しい怪鳥とは言えないのかもしれません。
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